「優秀な人材ほど早く辞めていくって本当なのかな。この前、お世話になってたバリバリ仕事のできる先輩が辞めちゃったんだけど…不安。」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば優秀な人材ほど早く辞めていく理由が分かります。
パラレルキャリアのRyotaです。私は社会に出た当初から仕事を転々とする働き方をしてます。10年勤めた会社を辞める時に専務から言われました。
「結局、会社が危なくなるとどこにもいけないヤツが残るんだよ。」
これが結論ですね。
当記事の内容はこちら
- 優秀な人材ほど早く辞めていくのが本当な2つの理由
- 優秀な人材が辞めた後の会社の状況について
- こんな人が辞めた会社は要注意
優秀な人ってどこでも通用します。会社の状況を見て影で副業やスキルアップをしてますね。
数人分くらいの仕事ができるので、残された人は大変。仕事量が倍増します。
特に『第一線で活躍している人』や『人から好かれている人』『経理』が辞めたら要注意。会社が傾く可能性もあります。
それぞれ詳しく解説していきますね。
1.優秀な人材ほど早く辞めていくのが本当な2つの理由
以下の2つです。
- 他の会社でも通用することを知っている
- 個人で活動をしている
仕事ができるんだから転職も苦労しません。だったら、現会社の将来が不安になれば伸びてる会社に移りますよね。
大事な仕事を任されてます。会社の状況がリアルに分かるんで、早めに行動しちゃうんですよ。
仕事のできない人が任されるのって『作業』です。会社の経営に関わる情報なんて入ってきませんよね。行動が遅れます。
だから優秀な人材って早く辞めるんですよ。
① 他の会社でも通用することを知っている
自分のスキルを客観的に判断しています。
- 何ができるかを言葉で説明できる
- 重要な仕事を任された実績がある
- 役職がある
コレ全部が転職活動に役立つじゃないですか。履歴書と職務経歴書を作成して、自分が活躍できそうな業界を分析。後は応募するだけです。
優秀じゃない人って自分に『スキルがない』『キャリア』がないことは知ってます。だから会社や国に対して愚痴が増えますよね。あれの逆です。
スキルアップや転職活動に時間をかけている
優秀な人材は最初から優秀じゃありません。
- 自宅で勉強している
- 今の社会で必要なスキルを考えている
- 会社の未来がどうなるか想像している
この過程が強み。
会社が危ないかも…と思った時点で勉強や転職活動を開始してます。早く辞めているように感じますが、実は1年前から準備してたりするんですよ。
② 個人で活動をしている
会社以外でスキルを役立ててます。
- 副業
- パラレルワーク
- 投資
などですね。
今だと副業をスタートする人が多いですね。優秀なんで高いスキルを持ってます。それを活用して自分で稼いでます。
優秀な人の特徴として『行動が早い』があります。本業でもたくさんの仕事をこなさないとダメなんで、とにかく行動じゃないですか。
だから会社がどうなってもいいように行動しています。いざ会社がブラック化したら辞めるだけ。不安はありません。
優秀な人か生活に困っている人が副業を始める
私の勤めていた工場でも副業を開始した人が3名いました。
仕事ができる人ばかりだったのもあるんですが、同時に『この昇給では将来の生活がヤバイ』と感じてましたね。
優秀だけど薄給の会社を辞めない人は副業で稼いでいる可能性が高いです。危機感を持っているからです。
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2.優秀な人材が辞めた後の会社の状況について
大量の仕事が割り振られるため、残業が増えます。残業が増やせない場合は生産数が落ちて会社の経営を圧迫します。
会社じゃなくて『人』についている社員もいますからね。「なら俺も辞める!」みたいなケースもあります。
状況:仕事量が倍増するか、生産数が低下する
働きアリ・パレートの法則が参考になります。
良く働くアリは全体の2割。彼らが8割の食料を集めてきます。
普通に働いている(少しサボる)アリは全体の6割。残りの2割はずっとサボってます。
これが会社にも当てはまります。
作業員って別の人でも代用できるじゃないですか。でも代用できない仕事をしている人がいます。そういう仕事が重要なんですよ。
1人が辞めただけなのに、3名分くらいの労働力がなくなっちゃう。そんなイメージですね。
生産数が低下した私の会社の例
製造部を管轄していた薬剤師の部長(役員)が退職。製造現場の第一線で活躍していた私と同僚(主任)が退職。検査部で部長の後を継いでいた薬剤師(主任)が退職。
現場が動かなくなり、1日の生産数が10~15%落ちました。しかもフルで残業した場合の生産数のお話です。
それまで月20時間だった残業が60時間ほどに増加。休日出勤も始まりました。
さらに人が辞める『退職ラッシュ』にもつながる
一種の『パニック的』な状況になりますよね。
『あの人も辞めちゃった』『残業が多すぎ…』みたいになり、不満を持っていた社員が次々と勢いで辞め始めます。
労働力不足で会社が回らなくなる可能性もありますね。
仕事の割り振りもおかしくなります。残った社員の中で仕事のできる人に数倍の仕事が持ち込まれます。ワークライフバランスも崩れますね。
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3.こんな人が辞めた会社は要注意
以下の人たちです。
- その人しかできない仕事がある
- パイプ役
- 経理
優秀なのは間違いありませんよね。プラスで会社の『運営』や『仕事の流れ』に必要な人材。一気にブラック化が進む可能性があります。
あるあるなのは『形だけ整えよう』とすること。できっこない仕事を分担するとかですね。
「お前、明日からこのデザイン担当な。」みたいに言われても、デザインスキルがなければ無理です。こういう事態があるんですよ。
① その人しかできない仕事がある
共有されてないスキル・特別な資格が必要な作業です。
- 工場作業員なのに撮影や販促の仕事を担当していた
- 危険物が使える
- 外注するはずのデザインを書いてくれていた
特に良かれと思って作業してくれていた人が辞めたら注意。その仕事って既に会社でなくてはならない状況になってるはず。
外注するか、誰かに役割が回ってくるかのどちらかです。
② パイプ役
社内営業の上手な人・コミュニケーションコストの低い人です。
話しやすい・部下と上司のつなぎ役ですね。
こういう人って『信頼が厚い』です。一緒に辞めちゃう部下が出てきたり、急に社内のムードが悪くなります。居心地の悪い会社ってつらいですよね…。
苦手な上司と直接話すことになるかもしれません。人間関係の悪化って危険です。
③ 経理
特に経理担当の役職社員ですね。
シンプルに会社の経営が危ない可能性があります。経理なので売上や日々のコストが分かってます。
「ああ、数年で会社の利益が上がらないとダメだな。」
とか分かりますからね。
私の会社でも経理に関わる課長さんがボヤいてました。
「このタイミングで数千万の借り入れなんてどうかしてる。役員は自分のことしか考えてない。もうヤバイよ。」
この発言もあり、私は退職を決意しました。
あなたも市場価値調査やパラレルワークを始めるべき
もし、あなたの会社で優秀な人が辞めた。副業を始めたという話を聞いたらあなたも行動すべきです。
優秀な人の行動から学ぶのは悪いことじゃありません。むしろ一緒に行動すれば間違いないですから。
- 市場価値調査
- 試しに副業をスタートする
転職について知識を得る・ボーナスが減ったりしても生活が苦しくならない、の2つの行動をします。
市場価値を調査する方法について
あなたのスキルとキャリアをまとめましょう。
試しに履歴書と職務経歴書を書いてみるといいですよ。何も書けることがなければスキルアップを考えます。
資格を取るとか、他社でも通用する知識を得るのが大切。スキルアップを狙った副業をするのもいいですよ。Webマーケティングやデザインの勉強とかですね。
質問に答えるだけで市場価値を知りたいなら
- MIIDAS(ミイダス) | あなたと同じようなキャリアの人が、どの程度の年収でどういう企業から求められているかがわかります。カウンセリングや職務経歴も不要。とりあえず現在の状況を知りたいあなたにおすすめ。
副業を開始する方法について
あなたの得意なことを考えます。それを元にして副業の種類を決定。年単位でコツコツ続けましょう。
副業って簡単には稼げません。諦めず長く続けてようやく『少しの成果』が出るものです。早めに始めれば数年後に大きくなりますよ。
副業の種類・始め方は以下の記事で詳しく解説しています。
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まとめ:優秀な人から先に辞めるのは本当です
仕事ができない人が辞めるより、優秀な人が辞めることの方が多いです。
理由は以下の2つ。
- 他の会社でも通用することを知っている
- 個人で活動をしている
人が辞めるのって良くある話。問題なのは『誰が辞めたか』なんですよね。
もしかしたら会社が傾きかけているかもしれません。優秀な人のモデルを見つけておき、その人の行動をチェックしておきましょう。
ご飯に誘って色々聞き出すのもおすすめですよ。
以上、『優秀な人材ほど早く辞めていくのは本当『会社外の居場所+複業』』という記事でした。