「在宅勤務ってどういうメリットやデメリットがあるんだろう。在宅勤務や一部リモートありの会社を探しているんだけど、会社的にどう思っているのかも知っておきたい。」
という疑問にお答えします。当記事では在宅勤務のメリット・デメリットを社員・会社側の2視点で知ることができます。
パラレルキャリアのRyotaです。複数の仕事をミックスする働き方をしています。現在は在宅中心で業務委託やパート、個人事業で生計を立てています。
当記事の内容はこちら
- 在宅勤務のメリット『実体験と共に通常勤務と比較して紹介』
- 在宅勤務のデメリット『自宅作業は状況次第』
- 在宅・一部リモートの仕事を見つける方法について
在宅って会社の目が届きませんよね。自由はあるものの、結果を出さないと評価ががた落ち。将来のリストラにもつながります。
在宅勤務を利用して『ワークライフバランス』を整える方法もお話しますので、どうぞご覧ください。
1.在宅勤務のメリット『実体験と共に通常勤務と比較して紹介』
どちらかと言えば社員側にメリットがあります。ただ、視点を変えれば会社側のメリットも豊富。お互いのメリットを知ることで『安心して働くこと』ができますね。
社員側のメリット3つ
以下の3つです。
- 育児や介護など、生活との調和が取りやすい
- 通勤が必要ない
- 無駄な人間関係・コミュニケーションが必要ない
プライベートで優先すべき事情が出た場合に、個人的な判断で行動できるのがポイントです。
理不尽さが和らぐので働きやすいですよね。
① 育児や介護など、生活との調和が取りやすい
子どもが熱を出した、介護でどうしても利用すべきサービスが見つからなかったなどのイレギュラー時に対応できます。
最近はリモート用にサテライトオフィスを『介護施設』や『病院』の近くに作る会社も出てきてます。家族を気にしつつ仕事ができますね。
② 通勤が必要ない
在宅なので通勤はなしです。
- 満員電車に乗る必要がない
- 通勤ラッシュの渋滞リスク・事故のリスクがない
- 通勤時間がなくなるので個人の時間が増える
上記のメリットがあります。
他にも『上司がいるから帰りにくい…。』みたいな、暗黙の了解もなくなりますね。多少仕事が忙しくても通勤時間分の睡眠時間が確保できます。こんな価値がありますね。
▼通勤時間の無駄についてはこちら▼
-
通勤時間の無駄をなくして効率的に仕事に活かす方法『実体験から解説』
続きを見る
③ 無駄な人間関係・コミュニケーションが必要ない
人の目が届きません。
上司におべっかを使う必要もありませんし、苦手な人と顔を合わせることもありません。(もちろん定期的な出社はあります。)
仕事じゃなくて人への気遣いでヘトヘトにならなくて済みますね。HSPや内向的な性格の人に向いています。
※仕事の人間関係については以下の記事も参考になります。こんな状況から脱出できます。
会社側のメリット3つ
以下の3つです。
- セルフスターター型人材の判断ができる
- 安全管理の分散ができる
- ワークライフバランスを整える取り組みになる
全てを会社が判断しなくても済みます。マニュアルだけ作成して、後は結果を出すように個々の判断・能力にゆだねることになりますからね。
他にも会社の義務である『社員の安全管理』の取り組みにもつながりますね。
① セルフスターター型人材の判断ができる
上司の目が届かないとできる人とできない人がハッキリ分かれます。
- 仕事ができる人 → 自由な判断で目的を達成する
- 仕事ができない人 → 何をすればいいか分からない
上記のとおり。
ポイントは『過程じゃなくて結果』をシビアに判断できること。間違いなくサボる社員は出てきます。でも結果を出せるなら優秀ですよね。
セルフスターター型については以下の記事で詳しく解説しています。
-
セルフスターターとは『今、仕事で求められる人材を解説』
続きを見る
② 安全管理の分散ができる
会社に常駐する人数が減ります。社内での災害時に社員の安全を確保しやすくなります。
※労働安全衛生法で「職場における労働者の安全と健康を確保」と「快適な職場環境を形成する」が定められています。
熱やインフルエンザなのに休まず出社する社員がいます。他の社員の安全を確保できませんよね。そういう時に『休め』『自宅で自己判断で作業』という指示が出しやすいです。
悪天候時でも自宅作業への変更が可能
警報は出てないけど電車が止まってる時とかありますよね。そういう場合に無理に出社せず、自宅作業の指示が出せます。社員もそれが分かるので上司に気軽に連絡できますね。
③ ワークライフバランスを整える取り組みになる
仕事と生活の調和が取りやすくなります。厚生労働省も推奨していますね。
厚生労働省では、企業等に雇用される労働者が行う、いわゆる雇用型テレワークについて、適正な労務管理下における良質なテレワークの普及促進のための施策を行っています。
政府もワークライフバランスの向上を求めてます。在宅ワーク・一部リモートワークなら仕事とプライベートの関係性を個人で決定できますよね。残業時間も減らせます。
離職率が下がる
ワークライフバランスが整えば社員は辞めません。優秀な人材も集まるようになります。社員のストレスは『会社の理不尽さ』と『労働時間』で決まるからです。在宅勤務ならストレスは減りますよね。
ワークライフバランスについては以下の記事をご覧ください。
-
ワークライフバランスとは | 個人の取り組みで生活を豊かにする方法
続きを見る
2.在宅勤務のデメリット『自宅作業は状況次第』
企業側にデメリットが多いのはもちろん、社員にも諸刃の剣になります。
自由を与えられる一方で『結果』を出さないと評価がずるずる落ちます。仕事の過程が見えないからです。
会社がどう思っているのかを考えて行動しないと早期退職者候補にもつながりますよ。
社員側のデメリット3つ
以下の3つです。
- コンプライアンスの厳守が難しい
- 結果を出さないと評価がどんどん落ちる
- 人の目が届かない
評価が落ちる状況と隣り合わせです。ミスしても責任転嫁はできませんよね。1人で作業しているから、全部あなたの責任です。
会社に所属している意識を持てるかどうかがポイントです。
① コンプライアンスの厳守が難しい
情報漏えいしやすいですよね。
- 外での作業時、パソコン画面を第3者に見られる
- 無料wifiを使っていたらパスワードが盗まれた
- 車上荒らしからの情報漏えい
特にサイバーセキュリティ関係に注意です。無料wifiから情報漏えいのケースは増えてます。
私が勤めていた会社では、自家用車に会社のパソコンを置いといたら盗まれたケースがありました。会社でパソコン作業していればこの問題はありませんでしたよね…。
② 結果を出さないと評価がどんどん落ちる
会社は仕事の過程が分かりません。あなたがどれだけ頑張りをアピールしても『口での報告』ですよね。結果を見て判断します。
実力のない人はリモート禁止。窓際族になります。
コミュニケーションで評価アップが狙いにくい
コミュニケーション頻度も減ります。コミュニケーションコストを下げて社内営業することができません。人柄で勝負したいあなたにリモートワークはマイナス要素になります。
③ 人の目が届かない
上司はもちろん、同僚の目も届きません。生活習慣がズボらになりますよね。自己管理できない人はほぼ仕事をしなくなります。
- 15分おきに休憩する
- 途中でネットサーフィンしてしまう
- 3時間昼寝をする
上記のとおり。結果を出せなくなるので評価がさらに落ちます。
ついついプライベート優先にしちゃうのも危険です。例えば子どもが2歳なら仕事を邪魔してくるでしょう。でも心を鬼にして仕事しないと評価が下がって生活が苦しくなります。
このバランスを取るのって難しいですよ。
会社側のデメリット3つ
以下の3つです。
- 社員が本当に労働をしているか分からない
- 優秀な社員が独立しやすい
- サテライトオフィス導入などのコストが掛かる
ワークライフバランスを整える仕組みにはお金がかかります。社員が働いているかのチェックもマニュアル化しないとサボられちゃいますよね。
後は『セルフスターター型』は優秀なので会社に依存しません。これも要注意。
① 社員が本当に労働をしているか分からない
社内ならサボっている社員は簡単に分かります。注意もできますよね。でも在宅勤務は目が届かない状態です。
8時間勤務なら『8時間のうちどの程度仕事をしているのか』が分かりません。既にお話したとおり『結果』で判断するしかなくなります。
② 優秀な社員が独立しやすい
結果を出す社員って優秀です。会社に依存せず、個人でも自由に活躍できます。これからパラレルキャリア的に働く社員も増えるでしょう。
- 個人事業が軌道に乗ったら独立
- 会社が傾いたら気軽に転職
- リモートを禁止したら独立
優秀な社員が残るメリットを作る必要があります。
③ サテライトオフィス導入などのコストが掛かる
在宅以外でリモートできる環境を作りにはコストが掛かります。
- 事務所の管理費
- 備品、消耗品購入
これだけでも月数十万のランニングコストですよね。在宅勤務も『仕事』なので、仕事道具を渡すことは必要です。余裕がなければ一部リモートの開始が難しくなります。
3.在宅・一部リモートの仕事を見つける方法について
今、伸びている業界を探すこと。ワークライフバランスに理解のある会社を見つけることです。
利益がなくて余裕ゼロの会社は社員を自由にさせません。何とか1分でも仕事をさせようとします。そういう会社もNGです。
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個人の実力で提案して勝ち取ることも可能
会社で結果を出しているのなら『一部リモートにさせて下さい。』と交渉することも可能。
私の知人でも提案して部署異動。マーケティング系のリモート枠を勝ち取った人がいます。既に結果を出しているから会社も安心ですよね。
会社的にも結果を出してくれるなら『自由にしてもらった方が手間がかからない』じゃないですか。上司と相談してみましょう。
まとめ:自己管理できるなら在宅勤務はお勧めです
在宅勤務っていいことばかりじゃないんです。特に会社側のデメリットを知ることが重要ですね。そこを改善できれば会社も安心・あなたも嬉しいのwin-winです。
何でもお互いに幸せになる関係だと長続きするんですよ。
在宅勤務枠のある仕事にチャレンジしてライフワークバランスの整った生活を実現しましょう。
以上、「在宅勤務のメリットとデメリット『会社・社員それぞれの視点から解説』」という記事でした。