「働き方改革で残業が減ってしまって生活ができない…。どうしたらいいんだろう。時間は自由になるから何かしようとは思うけど。これって雇用契約とか違反してるんじゃないの?!」
という疑問にお答えします。
パラレルキャリアのRyotaです。勤めていた工場の利益率が悪くなり交代制導入。残業が減り年収が100万円近く減った経験があります。
当記事の内容はこちら
- 働き方改革で生活できない時の改善策3つ
- 働き方改革後だから考えたい『会社の使い方・利用方法』
- 年収が減り税金が上がる時代を生き抜くための考え方
実際に残業が減って生活苦になった私なのでお伝えできることがあります。残業が減るって良いことばかりじゃないんですよね…。コソっとサービス残業も増えてくると睨んでます。
あなたが『今まで通りの生活』を送れるよう、具体的な改善策も含めて解説します。どうぞご覧ください。
1.働き方改革で生活できない時の改善策3つ
以下の3つです。
- 基本給の高い会社か成果給のある会社に転職する
- 一定時間の残業を認めてもらうよう交渉する
- 自由になった時間で個人で稼ぐ
収入が減ります。だから収入を増やすことを考えなくてはなりません。
『会社に交渉する・会社を変える・自分で稼ぐ』のどれかを実践しないとあなたの生活はラクになりません。まさに働き方改革です。
私は一足先にこの状況を迎えたので『パラレルキャリア』として複数の稼ぎ方を実践。収入を増やしました。その経験も含めてお話しますね。
改善策① 基本給の高い会社か成果給のある会社に転職する
基本給と成果給は残業代やボーナスと違って減ることがほぼありません。
※基本給の減額については以下の弁護士の意見が参考になります。
賃金の減額ということで、労働条件の不利益変更に当たりますから、原則として、減額をされる個々の労働者の同意が必要になります。
引用 弁護士ドットコム 労働
転職先でも働き方改革を実践されたら同じ状況になります。それじゃ意味がありませんよね。だから基本給か成果給の高い会社に転職しましょう。
残業代とボーナスがゼロになる可能性を考えます
働き方改革が進めば残業がゼロ。残業代もゼロになる可能性があります。ボーナスや手当はいつゼロになっても仕方のないものです。
残業代・ボーナスが無かったとしても食べていける会社を選びましょう。
年齢別おすすめの転職サイト・エージェントについて
それぞれ以下の記事をご覧ください。厚生労働省認定の『職業紹介優良事業者』や私が実際に利用・仕事でインタビューした中からおすすめの転職サイト・エージェントのみをご紹介しています。
-
20代におすすめの転職エージェントは3社だけ【複数登録は疑問】
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35歳でも仕事が見つかる転職エージェント3選【未経験もギリギリOK】
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改善策② 一定時間の残業を認めてもらうよう交渉する
残業枠を作ってもらえれば残業代がゼロになることはありません。
働き方改革の公式ページをご覧ください。以下のような記載があります。
残業時間の上限は、原則として月45時間・年360時間とし、臨時的な特別の事情がなければこれを超えることはできません。
残業を認めないわけじゃないんです。月45時間残業できれば十分な残業代が確保できますよね。それが無理でも月20時間あれば『生活できるレベルの収入』にはなるはず。月3~4万、年収50万円くらいになりますからね。
大人数で交渉すれば可能性があります
サラリーマンは会社の指示に従わなければいけません。残業がなくなるのは『あり得る話』。1人で色々と話をしても相手にされません。
なので、全社員の10分の1ほどを味方につけて交渉すべきです。経営陣が社員の生活に理解のある人ならば対応してくれる可能性があります。
残業を交渉した私の例
製造部の若手全員で経営陣に抗議しました。しばらく残業ゼロになりましたが、半年後に月20時間ほどは残業できるようになりました。
その間に数名の退職者が出ているため、経営陣が考えを改めたものと考えられます。
社員から意見を出さないと会社は変わりません。改善提案でも何でもいいので、上に話を通すことから始めましょう。
改善策③ 自由になった時間で個人で稼ぐ
副業を開始しましょう。
月に40時間あった残業がゼロになったとします。40時間自由になりますよね。その時間で別の仕事をすれば残業代の代わりになります。
副業の良い点はざっくり2つ。
- 時間が許す限りどれだけでも稼げる
- 確定申告するので色んなお金が経費にできる
長期的に続けてお金を稼ぐコツをつかみましょう。それが難しいなら時給の高いアルバイトや在宅ワークで稼ぐことです。残業と同じ感覚で稼げます。
会社員でも稼ぎやすい副業と仕事を見つける方法について
会社で学んできたこと、スキルを生かしましょう。
- 営業 → 営業代行
- 工場 → 工場に関する記事を書いて納品する
- カメラマン → ストックフォト
上記のとおりです。
仕事はクラウドソーシングや各種ユーザーを求めている企業で獲得できます。ストックフォトなら写真ACのようなイメージですね。
ウーバーイーツならウーバーイーツの公式サイトから登録です。
以下の記事でも様々な稼ぎ方をまとめています。
-
パラレルキャリア向けの求人サイト・仕事を探せる方法まとめ『15選』
続きを見る
会社員が副業をする注意点について
まだまだ副業は『悪いもの』と考えられています。就業規則で副業が禁止されているとバレた時に居場所がなくなります。
以下の記事と書籍を見てリスクを最小限に抑えましょう。
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【注意】会社員がアフィリエイトするのはバレる?副業が会社にバレない対策を紹介
続きを見る
今まではあなたは『会社が全て』という生活をしてきました。学校教育と親世代の働き方の影響です。
そうではなくて『あなたの生活のために会社を利用する』ようなアメリカ方式に切り替えることが大切です。
2.働き方改革後だから考えたい『会社の使い方・利用方法』
会社=人生の考えから抜け出しましょう。
これまでのサラリーマン生活は以下のとおりでした。
頑張って働く → 出世する → 定年を迎える → 退職金で優雅な生活
これが働き方改革や不景気で破綻しています。
頑張って働く → 使われる → 45歳でリストラされる → どうにもならない
会社が社員を守れない時代です。だからあなたも会社に全てをささげるのではなくて『会社を生活に利用する』に切り替えます。
さらに言えば『スキルに就職すること』を考えます。
会社の使い方:生活の基本・安定を得るツール
ベーシックインカム的に『生活の安定の土台』として会社を利用します。
残業代やボーナスがなくなる恐れがあるため、生活の余剰金を自分で稼ぎます。社会保険や厚生年金も折半してくれるので安心ですね。
会社を生活の安定の土台にすることで以下のような選択肢も成り立ちます。
- 出世してもほとんど手当が増えない → 出世を断って低ストレスを維持する
- 出世すると凄く給与が増える → 頑張って働いて上を目指す
もちろん会社からお金をもらっているので給与分の働きはしなければなりません。でもそれ以上働くことはありませんよね。出世を目指さないのですから。
40代で出世できなかった場合も方向性を切り替えられます。この考え方については以下の記事で詳しく解説しています。
-
40代で出世できないなら。あなたが取るべき1つの道『個人で勝つ』
続きを見る
会社の利用方法:自分のスキルを伸ばす
会社はお金をもらいながらスキルを学べる最高の環境です。
普通は教室やセミナーに通ってスキルを学ばないといけません。学ぶものにもよりますが、年に数十万円かかったりしますね。
ここに目をつけて90万円を求めるプログラミングセミナーとかもあります…。それなら未経験化のIT系企業に入社した方がお得。
私は未経験でブライダルカメラマンになりました。研修を含め勤めていたのは1年ほどですが、カメラの専門学校を卒業したレベルの技術を習得できました。現場のプロに叩き込まれましたからね。
スキルさえ高ければとりあえず個人でも稼げます。
会社を社会経験+技術習得のために利用しましょう。この『スキル』が今後のあなたの人生を支える道具にもなります。以下、さらに解説します。
3.年収が減り税金が上がる時代を生き抜くための考え方
依存しての思考停止をやめましょう。
給与が上がらない → 会社の責任
税金が上がるのが悪い → 国は何をやっているんだ
上記のイメージですね。
考え方:会社というプラットフォームの依存をやめる
時代と共に生き方も変わって当然です。
ほんの20年前までは思考停止して会社に全てをささげていてもリターンがありました。今は違います。会社は会社を守るために社員を切ります。
45歳以上の早期退職者募集が大手企業を中心に増えてますよね。使えないと判断された社員はどんどんリストラ。若手を雇う方針になってます。
会社だけに頼っていると会社が傾いた時にあなたの人生も詰みます。
- スキルを利用して個人でも稼ぐ
- 別の場所へいつでも転職できる能力を身につける
- ビジネス系SNSを利用してコネを作っておく
このようにリスクヘッジしましょう。
会社がダメになる兆候もチェックしてください。該当していたら既にレッドゾーン。3年以内に逃げ道を確保しておくべきです。
今後の日本『年金ゼロ・終身雇用なし・税金アップ』
最近のニュースを線でつないでください。
- 年金はいつもらえるか分からない
- 終身雇用の破綻
- 税金はますます上がる(消費税など)
退職金もどれほどもらえるか分かりません。50歳で早期退職されたとします。年金がもらえないとして、70歳くらいまで食べていけるでしょうか。
将来に危機感を持ちましょう。
残業がなくなる程度なら可愛いもの。最低限の収入は確保されており時間が増えるからです。
今のうちに会社だけに依存する働き方を変化させましょう。
今までと同じ感覚で働き続けることが難しいです
会社で出世を狙うにしても『利益』を出さないといけません。年功序列で出世できる時代も終わりました。会社が損をしない人だけが上になります。
「そんなこと言われたって、今から何かできるとは思えない。それに能力もない。」
って思いますよね。それもぜんぜん構いません。困るのはあなただからです。
ダメかもしれないけど半年くらい個人で稼ぐことに挑戦してみましょう。残業代を補填するはずだった副業が成功してメインの稼ぎ口になるかもしれません。
まとめ:働き方改革で生活ができないなら行動しましょう
まずは以下の3つから考えます。
- 基本給の高い会社か成果給のある会社に転職する
- 一定時間の残業を認めてもらうよう交渉する
- 自由になった時間で個人で稼ぐ
全て同時に行動するのもありですよ。
日本は努力せず普通の生活ができる国ではありません。それを前提として、今まで考えていなかった『稼ぐための努力』を始めるべき。国が言いたいのもこれです。
食べていくために自分の時間も有効に使いましょう。
以上、「働き方改革で生活できないあなたへ。改善策3つと会社の使い方を解説」という記事でした。
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