そんな仕事の不平等さの危険について解説します。
パラレルワーカーのRyotaです。
私も他の課の仕事をプラスで覚えろと言われた経験があります。しかも、その課の担当者が仕事を覚えていないのに・・・です。これは危険です。
当記事の内容はこちら
- 仕事量が増えれば増えるほどあなたの時給は安くなる
- 会社は3割の人で8割の仕事をこなしている
- 理不尽な仕事量の対処法
- 大事なのはたった1つ。辞めるの?辞めないの?
仕事を任されるのは評価が上がってるように感じます。でも、その仕事量を頑張っちゃうとできて当たり前になっちゃうんですよね。
そういう部分も含めて解説したいと思います。
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1.仕事量が増えれば増えるほどあなたの時給は安くなる
会社員は給与を月ごと・ボーナスで支給されますが、考え方はアルバイトやパートと同じ『時給』です。
「早く仕事終われ・・・。」
って思いますよね。これも時間がたてばお金が入ってくる時給計算だからです。
個人事業や成果級だと作業が終わらないとお金になりません。8時間働いても納品できなければ給与ゼロです。
時給じゃなければ仕事量が増えても問題ありません。たくさん仕事を終わらせれば稼ぎが増えるからです。これなら理不尽じゃないですよね。
ここがポイント
仕事の割り振りがおかしくてイラっとしてるのは『仕事が多くても少なくても給与が一緒だから』です。働いていないあの人も同じ給与ですよね。だから「おかしくない?」って思います。
①仕事量と責任が増して給与が同じは評価が下がっているのと同じ
仕事が増やされても責任転嫁はできません。引き受けた以上、あなたはその仕事を終わらせる責任も請け負います。
ここで注意して欲しいのも『時給』です。
普通、仕事量と責任が増したら時給が上がります。アルバイトやパートも同じですよね。仕事ができるようになったら時給が上がります。
正社員は遅れて評価されます。その仕事を達成して評価されたら人事考課で『良評価』され、給与が増える可能性があります。
もし、翌年の昇給やボーナスが普段と一緒のレベルならダメ。仕事量と責任が増えて給与が一緒なのは評価が落ちているのと一緒です。
少し余談ですけど、仕事が増えても昇給額は増えません。
詳しくは『昇給がない会社の3つの特徴と普通の生活をするための手段について』というタイトルでご紹介しています。
ざっくり言うと、会社の人件費の額は決まっていますし1度昇給すると下げることは難しくなります。だから会社って昇給額を増やすのを嫌がるんですよ。
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昇給がない会社の3つの特徴と普通の生活をするための手段について
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②真面目じゃなくても給与は保証されている
あなたが現在の仕事+2つの仕事を頑張って続けたとします。そのおかげで普段より5,000円多く昇給したとしましょう。
通常業務だけしている人の給与が下がることはありません。
もっと言えば、仕事を少しくらいサボっている人でも給与は保証されてます。でもあなたはその作業量を続けないといけません。昇給してしまったからです。
会社は仕事量に対して十分な昇給ができません。それは他の仕事ができない人の給与も守らないといけないからです。
2.会社は2割の人で8割の仕事をこなしている
働きアリの法則・パレートの法則をご存知でしょうか。
働きアリの法則・パレートの法則とは
良く働くアリは全体の2割。彼らが8割の食料を集めてきます。
普通に働いている(少しサボる)アリは全体の6割。残りの2割はずっとサボってます。
この法則が会社でも当てはまります。
あなたは良く働くアリの仲間。残りは少しサボっているアリ・ずっとサボっているアリです。
ただし、日本の会社はアリと違います。役員や上司、先輩がいます。
あなたが良く働くからサボっている上司・先輩があなたに仕事を割り振ります。
でも上司・先輩の評価が上がります。彼らに与えられた仕事をあなたに分配しているだけだからです。仕事の割り振りも役職社員の仕事です。
①組織は不平等なもの
会社勤めと一緒に個人事業を続けている私が嫌というほど体感したのが、
『組織は理不尽で不平等』
という点です。
誰だってラクをしてお金を稼ぎたいと思ってます。でも、会社員の給与は時給。頑張っても自分の給与になりません。
上の人は下の人に仕事を押し付けます。失敗しても責任を取りません。
「だったら仕事がラクになるように外注したり、仕組みを整えたら良いじゃん。」
あなたはこう考えるでしょう。これは素晴らしいことなんです。ラクをする考えが効率化につながりますからね。
でも上の人は却下します。『何だか面白くないから』という理由です。
本来なら会社の利益になるので喜ぶことです。でも、会社の利益が自分たちの利益になりません。だからどこかで腐っちゃうんですよね。
3.理不尽な仕事量の対処法
仕事の割り振りがおかしい状況を頑張っても『頑張り損』ということがお分かり頂けたかと思います。
考えるべきは、仕事の割り振り状況を改善すること。さらに言えば、あなたがあなた自身を守る方法です。
- 上司やリーダーに相談
- 物理的に不可能なことを証明
- ほどほどに仕事をしてミスをする
それぞれ解説します。
①まず上司やリーダーに相談する
その仕事量を終わらせてしまうのが1番ダメ。会社は「できるじゃん。」と判断して、それを当たり前にしちゃうからです。
上司やリーダーに、
「この量はできません。減らして下さい。」
と相談しましょう。
相談しないのも「できる」と言っているのと同じ。
1度でも相談すれば上司やリーダーに責任が発生します。逃げ場を作るためにも「仕事量が減るかどうか」は置いといて相談をします。
②物理的に不可能なことを証明する
次にその仕事量が自分には多すぎることを証明します。
会社で「やりたくないからできない。」は通用しません。物理的に不可能なことを伝えます。
- 毎日〇〇時間の残業が必要になる
- 昼の休憩が取れなくなる
- いっぱいいっぱいになってしまってミスが増える
というのが良いですね。
ここに注意!
自分だけ残業になったり、労働者の権利である休憩が取れないのはパワハラです。
「ミスが増えますよ。」
というのも伝えておけば逃げ道になります。
③無理に頑張らずにミスをする
仕事量が増えても頑張っちゃダメです。むしろ、頑張らずにミスをしたり納期を遅らせて下さい。
そうしないと会社側は「本当に仕事量が多かったのか。」と分かりません。
何度も言っていますが、できちゃうとそれが当たり前になります。しかも給与はほとんど増えません。やるだけ損です。
ミスや仕事の遅延で困るのは会社側。そして上司の責任です。
相談した以上、あなたに責任はありません。
※仕事を頑張るな、真面目にやるな!と言ってきましたが、これは本心です。
「頑張っても報われない…。仕事で真面目が損をする3つの理由と正しい働き方について」というタイトルでまとめています。不真面目な人でも会社の利益になる成果を出せば出世できます。
そもそも真面目は性格であって評価基準じゃありません。真面目でも無理な仕事量を相談せずに進めていき、失敗したら評価が下がります。そういうことです。
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頑張っても報われない…。仕事で真面目が損をする3つの理由と正しい働き方について
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4.大事なのはたった1つ。辞めるの?辞めないの?
会社の理不尽さって、会社ごとに決まってます。この会社は30%、この会社は70%みたいなイメージですね。
仕事の割り振りを深く考えていない会社って相談してもダメなケースがほとんど。
私も別の課の仕事まで責任を負うよう命令された時、上司に相談しました。
でも答えは「辞めるか辞めないかとっとと決めろ。」という耳を疑うような発言。
社風ってそう簡単に変わらないんですよね。
35歳まではドライに転職しても良いと思ってます。
というのも、35歳以降も仕事は20年以上続きます。その間、ずーっとメチャクチャな仕事量を与えられて仕事のしない人たちを養うのってつらいじゃないですか。
実際、求人はたくさんあるわけで、仕事をする意欲があればアドバイザーが紹介してくれます。
大事なのはあなたの生き方であって会社じゃありません。実際、苦にならない仕事なら四六時中作業していても平気ですよ。
20代にオススメの転職エージェント
JAICです。全求人先を査察しており離職率の高い求人は除外。そういう運動が認められて厚生労働省から優良と認定されてます。知らない人が損をしていますね。
詳しくは以下の記事でご紹介しています。
※35歳でも仕事が見つかる転職サイトもまとめてます。ぶっちゃけると、転職サイトで求人はそんなに変わりません。でも、アドバイザーの質が良いとマッチングしやすくなります。
「35歳でも仕事が見つかる転職エージェント3選【未経験もギリギリOK】」という記事で詳しくご紹介していますので、30代のあなたはどうぞご覧下さい。
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35歳でも仕事が見つかる転職エージェント3選【未経験もギリギリOK】
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まとめ
不真面目な人ほどラクすることに敏感で、わざと仕事をやらなかったりしてます。こういうトコ賢いんですよね。
真面目に働きすぎて40代で潰れちゃうよりも、30代のうちに会社との付き合い方を考えた方が良いですよ。
実際、働き方なんて星の数ほどあります。パソコン1台で仕事しながら生活費の安い海外に移住したって良いんですから。
まず、仕事を断ることから始めましょう。それでもクビにされたりしませんから、大丈夫ですよ。
以上、「仕事の割り振りがおかしいのは危険。時給であなたが損をする話」という記事でした。
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