「仕事にやりがいはいらないんじゃないかな…。でも、それを人に話すと否定されたりする。僕の考えって間違ってるの?」
というあなたへ。仕事のやりがいについて会社の2極化から解説します。
パラレルキャリアのRyotaです。仕事に憧れ・やりがいを求めてブライダルカメラマンに就職。頑張りすぎたため倒れてドクターストップを受けた経験があります。
当記事の内容はこちら
- 仕事にやりがいがいらない理由『会社の2極化から解説』
- 仕事が続けられる理由は『習慣化』による『低ストレス』
- やりがい以外で仕事を選ぶポイント
労働力不足の影響からホワイトな会社・ブラックな会社の2極化が進んでいます。やりがいある社員は低待遇でも働くので利用される危険がありますよね。
会社から選ばれるだけじゃなくて、あなたも会社を選ぶ時代になっています。やりがい以外で会社を選ぶポイントも合わせてお話しますので、どうぞご覧ください。
1.仕事にやりがいがいらない理由『会社の2極化から解説』
以下の4つが理由です。
- 会社に『やりがい』を利用されやすい
- 時間と共に仕事内容が変化する
- やりがいは社外でも作れる
- どんな仕事でも楽しさは見つけられる
もちろん、やりがいがあるのは悪いことじゃありません。ただ、仕事は『お金をもらうもの』でありボランティアじゃないんです。
会社は『労働力の確保できている会社』と『労働力の確保できない会社』の2極化が進んでいます。
労働力の確保できない会社は現在の労働力を120%使うしかありません。そこで利用されるのが『やりがいを感じている社員』です。
理由① 会社に『やりがい』を利用されやすい
やりがいを利用して『異常な仕事量』や『帰宅後の仕事』を与えます。
会社は社員に頑張って働いて欲しいんです。やりがいのある社員は宝です。でも、会社って利益を確保しないといけないので、ヘタに評価を上げたくないんですよね。
会社は給与を上げることは簡単ですが下げることが難しいんです。
なので『褒める』とか『下手に出てお願いする』ことで仕事をやってもらいます。もちろん評価と関係ないので給与は上がりません。自宅での仕事だと残業代も出ませんよね。
対価の出ない仕事を好意でする必要はありません。好意を見せるとその仕事量が『普通』になります。
※仕事の割り振りがおかしくなると時給で損をします。以下の記事もご覧ください。
-
仕事の割り振りがおかしいのは危険。時給であなたが損をする話
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理由② 時間と共に仕事内容が変化する
ずっとやりたい仕事ができると限りません。違う仕事に変わってしまえばやりがいはなくなりますよね。
もう1つ考えて欲しいのが『やりたい仕事は全体の一部分でしかない』こと。
私はキラキラした仕事に憧れてブライダルカメラマンになりました。撮影の仕事って全体の2割くらいなんですよ。後は接客やひたすら写真加工。パソコンの前に向かっている時間が5割ほどでした。
撮影時間は本当に楽しかったんですが、それ以外は苦痛でしたね。
特定の仕事ではなく、職業そのものにやりがいを求めないと燃え尽きる可能性があります。
理由③ やりがいは社外でも作れる
やりがいはプライベートでも作れます。
- ボランティアで社会貢献 → NPO法人立ち上げをする
- マラソンで優勝する → スポンサーが付く
- ひたすら副業 → 本業の収入を超える
居場所が会社だけだと会社に依存します。会社での評価アップに必死になるため、会社の言う通りにしか動けなくなりますね。
労働にはちゃんと法律があります。会社が褒めてくれてもサービス残業をする必要はありません。『世間の普通』を忘れてしまうと仕事がハードになって自分の首を絞める結果になります。
理由④ どんな仕事でも楽しさは見つけられる
「工場は同じ作業の連続なのでやりがいがないから嫌だ。」と思ったことはありませんか?
実際、工場で勤めてみると短時間でたくさんの製品を作るって楽しいんです。作業効率を考えてるだけで、普段より短時間で作業が終わったりしますからね。
だからやりがいで仕事を考えず、もっと幅広い視野で仕事を探すことをお勧めします。
2.仕事が続けられる理由は『習慣化』による『低ストレス』
やりがいがなくても仕事は長続きします。仕事が長続きする理由が習慣化とストレスを下げることだからです。
習慣が効率になり、評価につながる
同じ組織に10年以上いるって難しいんですよ。血のつながった家族だってケンカするじゃないですか。赤の他人と『仕事』をするのはストレスです。
やりがいがあっても人間関係でストレスが多ければ楽しくないですよね。
そこで『習慣化』します。人は習慣をなくすことにストレスを感じます。逆に同じ作業を続けることに安心感を覚えます。
習慣化すると身体が仕事を覚えます。そこにやりがいはないかもしれません。でもストレスもないので仕事が続くようになります。
10年以上同じ仕事をする場合は『仕組み』が大切
人は集中力が続きません。
やりがいのある仕事でも10年続けていれば『燃え尽きる瞬間』が必ず来ます。その時にあなたを支えるのが会社の仕組みです。
- この仕事を達成すれば昇進させる
- 新しいプロジェクトを任せる
- 上司とマンツーマンの人事考課がある
- 定期的に新人を雇って組織を新鮮にしている
人を大事にしている会社ほど『モチベーション』と『待遇』の大切さを知っていますね。
だから会社選びも『やりがい』の前に『ストレス操作』に注目するべきです。以下の記事も参考になります。
-
ストレスのない仕事ってあるの?仕事選びは『年収かストレスフリーか』の答え
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3.やりがい以外で仕事を選ぶポイント
仕事選びは『人間関係』『待遇』『労働時間』の3つで考えましょう。
この3つが問題ない会社が複数見つかれば『やりがい』で選択して構いません。でも、やりがいがあっても『人間関係』『待遇』『労働時間』が悪ければ避けることをお勧めします。
ポイント:待遇と人間関係
既にお話した通り、仕事は労働時間を提供してお金を得る行動です。待遇が悪ければ時給は低くなります。
- やりがいはあるが待遇の悪い会社 → プライベートが犠牲になる
- やりがいはないが待遇の良い会社 → プライベートが充実する
上記の違いですね。
やりがいはプライベートの時間でも作れます。しかし、会社に拘束される時間が長いと会社以外の活動ができません。年収が低かったとしても個人で稼ぐことができませんよね。
仕事内容がハードでも理解されると耐えられる
人間関係は『理解』につながります。
あなたが頑張って仕事をした結果が失敗だったとします。上司から叱られたとしても、その頑張りを認めつつの内容なら耐えられますよね。「もっと頑張ろう…。」って思えます。
でも、パワハラ的に怒鳴られたら萎縮します。人間関係の悪い会社はやりがいを潰します。
※人間関係が良くてもヘトヘトになる場合、あなたに精神的な原因がある可能性もあります。以下の記事もご覧ください。
-
【なぜ】仕事の人間関係で疲れてしまう…。原因は2つの意外なアレ
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高ストレス+低給与に勤めるメリットはない
仕事は大きく4つに分類できます。
- 低ストレス+低年収
- 低ストレス+高年収
- 高ストレス+低年収
- 高ストレス+高年収
やりがいがあって高年収なら何も問題はありません。勤め続ければ良いでしょう。問題なのは『高ストレス+低年収』のパターン。
3ヵ月くらいは『やりがい』に注目できるので続きます。少しずつプライベートの楽しさが奪われていることに気付いてモチベーションが下がります。
待遇と人間関係の良い職場を見つける方法について
待遇に関しては求人でチェックできますよね。
- 年間休日数が120日以上
- 納得できる額の給与
最近だと一部リモートの仕事が人気です。プライベートと関連付けつつ仕事ができるからです。リモート系の求人ならワークポートを使うと見つかりやすいですね。
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後は離職率をチェックです。例えば厚生労働省が認定している職業紹介優良事業者の利用が考えられます。離職率の高い企業を除外している運動とかありますからね。
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まとめ:仕事に必ずしもやりがいは必要ありません
個人で何でもできる時代になってます。
仕事に対して少しドライに考えましょう。労働力不足の会社は現在の労働力を使い潰すしかありません。やりがいを感じている社員をこき使うってラクじゃないですか。
もちろん仕事にやりがいがあるのなら素敵なことです。ただ、それを利用してくる会社は勇気を持って拒否しましょう。
以上、「仕事にやりがいがいらない理由 | 2極化が進む会社の方針から解説」という記事でした。
本業+個人事業を掛け合わせたこれからの働き方も考えましょう。
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