「会社員かフリーランスってどっちが良いんだろう。自由に仕事ができるフリーランスに憧れはあるんだけど、安定はなさそうだし…。両方経験した人に詳しい話を聞いてみたい。」
という疑問にお答えします。
パラレルキャリアのRyotaです。正社員で工場勤めを10年してきました。現在は個人事業中心の働き方をしており、必要に応じて非正社員の会社勤めをしています。
当記事の内容はこちら
- 会社員とフリーランスのどっちが良いか?『それぞれ解説』
- 会社員に向いている人の性格について
- フリーランスに向いている人の性格について
- 会社員とフリーランス両方を経験した私の話
隣の芝生が青く見えるのは人情ですよね。でも、仕事ってラクじゃありません。どちらも『戦場』です。大事なのは向き不向きの問題でして、人の意見で進路を決めても後悔します。
会社員もフリーランス的な働き方も経験した私から両方のメリット・デメリットを解説します。納得して進路を決めて頂けるよう詳しくお話しますのでどうぞご覧ください。
1.会社員とフリーランスのどっちが良いか?『それぞれ解説』
先に結論をお話しすると『向き不向き』の問題です。
まずはそれぞれのメリット・デメリットをお話ししていきますね。
会社員のメリット・デメリット
会社員のメリット
- サボっていても給与がもらえる。
- 社会保険・厚生年金に加入できる。会社が半分支払ってくれる。
- 常に仕事がある。
- 人の目がある(強制的に仕事をする状況である)。
会社員のデメリット
- 給与の伸び方が遅い。
- 多くの時間を拘束される。
- 人間関係の問題が多い。
- 会社の指示に従わなければならない。
選んだ会社がブラック企業だと3ヶ月以内に心身ともに潰されます。仕事をする場所(地域)やあなたの選んだ業界でも働きやすさが変わります。
フリーランスのメリット・デメリット
フリーランスのメリット
- 成功すれば若くして高所得になれる。
- 自分の考えた時間配分で仕事ができる。
- 考えたことを即実行できる。
- 人間関係で悩むことが少ない。
- 複数のスキルを発揮しやすい。全く別業界のことも同時に勉強できる。
フリーランスのデメリット
- サボったら収入がゼロになる。
- 税金が高い。
- 国民年金・国民保険を全額支払わないといけない。
- 常に心のどこかに不安を感じる。
- 社会的地位が低い。(当記事を書いている時点での話。)
スキルがない・コネがない・固定収入のない状態でフリーランスになるとどうにもならなくなります。フリーランスになるための準備をして収入ゼロでも1年以上は生きていける状況は確保しておくべき。
結論:向き不向きの問題で『どちらが良いか』はありません
このように会社員・フリーランスはそれぞれメリットとデメリットがあります。だからどちらになるべきかの答えってないんですよ。
会社員は安定しているし守られています。しかし、パワハラやモラハラ・激務でヘトヘトになることってありますよね。組織に向かない人も一定数います。
日本人は『必死に勉強して良い学校に入り良い会社に入る教育』を受けます。会社員に向かない人がこの教育のまま生きていくとつらいですよね…。
最近はフリーランスが仕事を獲得する方法が増えました。技術が進歩してリモートワーク求人も登場。フリーランス人口が増えています。
「フリーランスでもやっていけそう!」みたいなブームが起きていますが、自力でお金を稼ぐって大変です。会社に勤めつつの副業で月5万稼げない人はフリーランスになれないでしょう。
次に会社員に向いている人の性格をお話します。私自身会社員を10年経験していますので、その経験からの内容になります。
2.会社員に向いている人の性格について
従順で団体行動ができる人です。
会社員は会社の指示に従って行動しなければなりません。あなたがAと主張していても、会社がBならBになる必要があります。
定期的に新人が入社してきます。仕事を教えたり、助け合って成功させる『達成感』もありますね。
仕事に安定を望む人に最適
会社員は安定しています。
リストラや倒産の危険があるとはいえ、明日突然収入がゼロになるリスクはありません。日ごろからスキルアップに取り組み同業界にアンテナを張っていれば食い扶持に困ることはないでしょう。
失うストレス耐性の低い人は会社員をオススメします。
3.フリーランスに向いている人の性格について
- ポジティブ
- 自分の意見が強い
- チャレンジ精神がある
上記の人です。
フリーランスは全て自己責任。会社員のように自動的に月の給与がもらえるわけじゃありません。一方で自分の思った行動を即実践できる強みがあります。
クヨクヨ悩むより即行動。失敗しても次に生かす。
ポジティブさは必須です。
団体行動に向かない人もフリーランス向きです。会社員だと上司に束縛されます。自由な発想力を生かせる場所がフリーランスの世界です。
自己責任で思うように行動できるなら最適
ただし、フリーランスに失敗は付き物です。
半年間コツコツ作業してきたことが1円にもならないことがあります。つらいだけじゃなくて、将来の不安に直結します。食べていけませんからね…。何もかも投げ出したくなることもあります。
失うストレス耐性の強い人がフリーランスに向いています。
4.会社員とフリーランス両方を経験した私の話
私はパラレルキャリアの働き方をしています。
※詳しくはプロフィールをご覧ください。
10年間は工場勤め+個人事業の働き方。現在は工場を退職して非正社員+個人事業の働き方です。と言っても、ほとんどの収益を個人事業に頼ってます。
会社員もフリーランスも順調だったら余裕なんですよ。だから順調じゃなかった時の精神状態・原因をお話します。
会社員で疲れてしまったこと
- 不規則な生活
- 理不尽な命令、人間関係
- 全く給与が伸びないこと
上記のとおりです。
このうち給与に関しては副業で解決することができました。しかし労働時間はなんともなりません。早番遅番のシフト制勤務なのに、1日でシフトが代わることがありました。
つらかったのは子どもの顔が見れないことです。子どもが寝ている時間に出社。子どもが寝た時間に帰社。
会社員ならではのパワハラ・モラハラにも疲れました。親のことを悪く言われたり、熱中症で倒れたのに笑われたりしましたね。ストレスから同僚と愚痴るだけの日々。この時期ほどフリーランスに憧れたことはありませんでした。
フリーランスで疲れてしまったこと
- 挑戦していることの成果が出るか分からない
- 休めない
- 相談相手がいない
個人事業の売上が落ちてしまい、必死になって作業をしています。リスク分散のため他ごとにも挑戦。どれだけ時間があっても足りません。
メディア運営にせよWebライター・音楽活動にせよ、新しい挑戦は成果が出るか分かりません。成果が出るか分からないものに全力を注ぐって想像以上に疲れます。
そして相談相手。
個人事業のことを自由に相談できる人っていないんですね。会社員に比べたら収入が高いですから。(税金が高いのであまり競う部分ではないんですけども。)
お金って人間関係を壊します。
働き方にこだわらず常に逃げ場を用意しておくべき
最後に『パラレルキャリア』としての意見をお伝えします。
会社は生き物。安定しているとは言え急に利益が低下。激務になりブラック化する恐れがあります。
フリーランスも短期的に食べていけなくなる危険ってありますよね。
だから、仕事情報にアンテナを張っておきましょう。
現在、どういう求人があるのか。それは自分のスキルに適しているのか。相談すれば入社できるのかを考えます。リモートワークで月30万稼げる仕事を見つけておくだけでも安心ですよね。
相談しやすい転職エージェントを1つと、フリーランス向け求人サイトは最低限チェックしておきましょう。
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パラレルキャリア向けの求人サイト・仕事を探せる方法まとめ『15選』
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どんどん新しい種をまいておくのも必要。私はこの先『フリーランス・パラレルキャリア人口が増えるだろう』と考えて特化サイトを立ち上げました。
こちら フリーランスロード
5Gからの動画需要が増えることを予測して自由に使える音楽素材も配布し始めました。
こちら SuzukazeNote
人生何があるか分かりません。どういう働き方になったとしてもその場所で全力を尽くすだけです。
まとめ:会社員とフリーランスは性格で判断しましょう
「あっちの方がラクそうだな…。」で結論を下すのは思考停止です。
ラクして稼げることがあれば人が殺到してます。会社員には会社員の良し悪しがありますし、フリーランスにはフリーランスの良し悪しがあります。
自己分析して自分の性格とあっている働き方を選びましょう。
私はちょっと正社員の会社員には疲れました…。この10年間でお腹いっぱいです。ほどほどに食べていければ良いので、色んな働き方を組み合わせてこれからもボチボチ生きていきます。
以上、「『会社員とフリーランスのどっちが良い論争』両方経験者が比較解説」という記事でした。