「売り手市場で転職って楽勝だよね。でもあんまり転職が簡単って不安…。注意点とかないのかな。」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば売り手市場で転職する注意点が分かります。
パラレルキャリアのRyotaです。これまでに5回転職をしてきました。また、複数の仕事を平行してこなしてきたため、他の人より各業界の裏表がわかります。
当記事の内容はこちら
- 売り手市場で転職する注意点『入社後の失敗を防ぐ4つのポイント』
- 売り手市場の転職で避けたほうがいい仕事
- 長く勤められる会社に入るために考えたいこと
人手不足だからこそ簡単に入社できる会社に気をつけましょう。朝から晩まで仕事をすることになるかもしれません。
事務やルート営業などキャリアになりにくい仕事も避けましょう。売り手市場でも40代でリストラだと社会復帰が難しくなります。
それなりに面接が厳しく、離職率の低い会社に入ることで長く働くことが可能です。
それぞれ詳しく解説しますね。
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1.売り手市場で転職する注意点『入社後の失敗を防ぐ4つのポイント』
以下の4つです。
- 簡単に採用される会社は避ける
- 人が集まる会社と集まらない会社がある『中小企業』
- ノースキルで転職できるわけではない
- 人が辞めやすい業界は常に売り手市場
転職するのは簡単でも、転職先が『働きやすい会社』とは限りません。転職の目的を間違えちゃうと大変ですね。
何度も転職を繰り返すと売り手市場でも採用されなくなります。
売り手市場でも採用基準を落としていない会社に勤めることがコツですね。
① 簡単に採用される会社は避ける
即採用や、面接後にそのまま仕事をするような会社ですね。
- 既に労働力不足
- 退職ラッシュがあった可能性がある
- 人事が適当、または人事担当者がいない
役員から「誰でもいいから雇っておけ!」と指示が出ている可能性があります。これっておかしなことなんですよ。
なぜなら、人を雇うってコストがかかります。
人の採用にはコストがかかる
- 広告掲載費 → 転職サイト・エージェント経由なら、高額な報酬も支払う
- 採用後のコスト → 教育・作業着などの必要経費・社会保険加入などの労力
使えない人を採用すれば会社の損失です。人事部の責任問題ですよね。
それなのに簡単に採用するのは裏があると考えられます。
私の友人は即採用の工場に入社しました。なんと朝6時には出社。夜19時までの激務でした。管理職になると朝4時出社があるとのこと。
彼は1ヵ月で退職しました。
② 人が集まる会社と集まらない会社がある『中小企業』
人気の企業に人が殺到し、不人気の企業は人が集まりません。
例えば日本で1番ホワイトな企業と言われている『未来工業』。年間休日が多いのに給与も高いです。当然、人が殺到します。
人が足りなくなるのはお金のない中小企業の求人。
『アットホームな職場』『若い人が活躍中』『歩合制で入社3年目で年収700万』など、キラキラした言葉で人を集めようとします。
労働力不足なのでブラック企業化している可能性がありますよね。注意しましょう。
③ ノースキルで転職できるわけではない
売り手市場だから誰でも転職できるのは違います。
当たり前ですがスキル・資格があり、キャリア(役職など)のある人が有利です。何もない人は2番手・3番手になりますよね。
- スキルを独学で学ぶ
- 企業に「採用したいな」と思わせる
シンプルに『常識があるだけ』でも有利です。
ビジネスマナー・営業力の2つが必要
難しいことじゃありません。
- 気持ちのいい挨拶ができる
- 時間に遅れない
- 普通に質問ができ、質問に答えることができる
この当たり前のことができない人が増えてます。逆に言えば、これができるだけで転職しやすくなりますよ。
(転職エージェントの社員さんも仰っていました。記事後半でお話しますね。)
④ 人が辞めやすい業界は常に売り手市場
売り手市場と聞くと『全ての業界が売り手市場』と勘違いします。
そうではなくて、離職率が高いため常に売り手市場の業界があります。業界調査をせず『待遇だけで求人をチェック』すると選んじゃうことがありますね。
私はブライダルカメラマンで大失敗しています。
キラキラした仕事で憧れがあったんですよね。入ってみたら典型的なブラック企業だったため体調を崩しました。『ブライダルカメラマンの仕事はきつい『独立+フリーランス前提にすべき』』という記事が参考になります。
飲食・不動産・宿泊・介護の4つ
薄給・長い労働時間で離職率が高い業界がサービス業。飲食や宿泊ですよね。
不動産営業など『ノルマの厳しい体育会系の仕事』も売り手市場です。どの転職サイトを見てもトップの方に出てきますよね。
また、入りやすくても避けたほうがいい仕事があります。以下解説を続けますね。
2.売り手市場の転職で避けたほうがいい仕事
以下の2つです。
- キャリアにならない仕事『事務・ルート営業など』
- これから伸び悩むと考えられる業界
入社後のことを考えましょう。
将来性がない・経営難になって40代でリストラされる、などリスクの高い仕事・業界は選ぶべきじゃありませんよね。
ワークライフバランスが崩れるような激務の仕事も避けるべきです。
① キャリアにならない仕事『事務・ルート営業など』
誰でもできる仕事は将来性がありません。
- 事務、経理
- ライン工
- ルート営業
上記のような仕事ですね。
私は10年間工場に勤めてきました。
工場はそれぞれ特注の設備を使います。その工場のスペシャリストになっても、他の工場では1から機械操作を学ばないといけません。キャリアにならないんですよね。
事務員もクラウドソーシングや事務代行サービスでの『外注』が始まっています。自社で人を雇わなければ社会保険費・福利厚生費が必要ありません。そりゃ外注になりますよね。
営業マンも一緒。営業スキルが高くないと通用しませんよね。
② これから伸び悩むと考えられる業界
例えば印刷系の仕事。
もう電子書籍化が進んでます。昔のように本を買う人は減ってきますよね。(もちろんゼロにはなりませんが。)
労働力確保が必須の仕事も注意です。日本は少子化で人口が減ってます。10年後には労働力が確保できる倒産するリスクがあります。
- 地方の中小工場
- ファッションの小売店(子ども服)
- 冠婚葬祭(特に結婚式関係)
IT/WEB系は伸びていますよね。少人数でも効率化でき、在庫を持たずに商売ができるためです。
3.長く勤められる会社に入るために考えたいこと
離職率に目を向けること。営業力をつけることです。
入社してから働きやすい会社に変えるなんてまず無理。後で待遇を交渉しても断られるのが普通です。
利益がよくて伸びている会社は待遇がいいですし、そうじゃなければ悪い。年間休日も少ないし残業も多い。シンプルですよね。
人がどんどん辞める会社は何かしらの問題があります。だから離職率を見ましょう。
でも、離職率の低い会社は応募が増えます。営業力をつけて印象をよくしないと入社するのは難しいです。
転職会社の人に聞いた『転職に営業力が大切』という話
仕事柄、転職エージェントの社員さんとお話しする機会がありました。
求職者の方で『営業経験ゼロや人付き合いが苦手な人は簡単に分かっちゃう』とのこと。人の会話を聞かないし、情報を聞き出そうにも聞けないからです。
だから、人と話す最低限のスキルを身につけた上で離職率の低い求人に応募すれば採用されやすいです。これが売り手市場で安心して転職できる方法ですね。
あなたが20代ならJAICを使いましょう。全求人先を査察していて離職率の低い求人しか扱っていません。そうした行動で厚生労働省から職業紹介優良事業者の認定を受けてます。
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しかも5日間で最低限の営業スキルが学べるカリキュラムも受けられます。その後で面接するため、ホワイトな会社に入りやすいですね。
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まとめ:売り手市場だから努力してホワイトな会社に入りましょう
売り手市場だからこそ転職に注意が必要です。人手不足なのはブラック企業も一緒。頑張って入社した会社が今よりひどかったらガッカリじゃないですか。
- 簡単に採用される会社は避ける
- 人が集まる会社と集まらない会社がある『中小企業』
- ノースキルで転職できるわけではない
- 人が辞めやすい業界は常に売り手市場
この4つを注意して、長く働ける会社を探してくださいね。
以上、『売り手市場で転職する注意点『入社後の失敗を防ぐ4つのポイント』』という記事でした。