「セルフスターターって何だろう。最近の求人に『セルフスターターが望ましい』って書かれてるんだけど、何のことか分からない。」
という疑問にお答えします。
パラレルキャリアのRyotaです。完全にセルフスターター型の考えでして、7年間かけて個人事業で月100万円以上の成果を達成しています。
先に結論を言うと、セルフスターターとは『目的のために自分で考えて行動。成果につなげられる人』です。
当記事の内容はこちら
- セルフスターターとは『具体例も交えて解説』
- セルフスターター型かどうかの簡単チェックリスト項目
- セルフスターターが求められる仕事と求められない仕事について
- セルフスターター向けの仕事を探す方法
実際に個人で成果を出した私なのでお伝えできることがあります。正直言ってセルフスターターって必須の考え方になってきてます。
チェックリストや、セルフスターターが求められる仕事についてもお話していきます。当記事を見てあなたも『会社から必要とされる人材』になりましょう。
どうぞご覧ください。
1.セルフスターターとは『具体例も交えて解説』
以下の5つが考えられる人材のことです。
- 目的を決定できる
- 目的達成のために企画・提案ができる
- 目的達成のために現実的な行動が取れる
- 自分で責任が取れる
- 目的達成後に次の目的を決定できる
『プチ経営者』ですよね。経営者目線で会社の利益につながる行動が取れる人材。それがセルフスターターです。
① 目的を決定できる
会社なので目的は『利益』になります。でも利益って色々ありますよね。
- 売上を増やす
- 効率化をする
- 人の力を最大限に活かす
どれでもいいので、1つをあなたが決定します。
目的は理想であってはいけない
例えば「飛び込み営業します!売上300万を目指します!」って目的にします。これ、実現難しいですよね。(もちろん営業力があれば別ですが。)
どんな小さなことでもいいんです。目的はあなたが達成できることにします。
- 1日1回SNSを投稿してブランディングにつなげます
- ブログを開設。1日1投稿して、半年後に1日100名に読まれるようにします
- 個人店と仲良くなって、少しずつ仕事を増やします
こんな感じです。
② 目的達成のために企画・提案ができる
目的達成のために何をどうするかまとめます。
- 売上を伸ばします → オウンドメディアを立ち上げて仕事を獲得する
- 効率化をします → Excelで自動化のマクロを組む
- アルバイトのモチベを上げます → 週に1度、お弁当を出す。選択肢も与える
提案だけするのって簡単です。だから、何をどうすれば実現できるのかをまとめます。改善提案書に近いですね。
ポイントは『勝算があるかどうか』と『低予算』なこと。
会社のお財布事情を考えた提案をする
儲かっている会社なら「よしやれ!」ってなりますよね。でも、ほとんどの会社ってギリギリの利益で動いてます。損はしたくないなって思ってます。
だから、できるだけ低予算で企画しましょう。
- 外注を減らす → WEBツールを駆使して自分でやる
- 副業のスキルを活かす
- どうやって時間を確保するかも伝える
もしかしたらリモートワークの方がいいかもしれませんよね。自宅の方がパソコン環境整ってる可能性もありますし。そういうことも含めて提案します。
副業のスキルを活かした提案も評価アップしやすいですよ。
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③ 目的達成のために現実的な行動が取れる
目的を決めて企画しても、考えたとおりにはいきませんよね。そこで、あなたなりに行動できるかどうかです。
普通の会社なら以下の感じ。
- オウンドメディアに人が集まりませんでした → 上司に報告
- 考えてた効率化に失敗しました → 上司に報告
考えるのは上司の仕事。あなたは上司の指示に従って行動すればよかったです。(もちろん、叱られるとか色々ありますが。)
でも、セルフスターター型は違います。
- オウンドメディアに人が集まりませんでした → 改善して実行
- 考えてた効率化に失敗しました → 失敗箇所を修正
何をすれば改善できるのか。『なぜ?』と考え続けて、実際に行動します。
もしかしたら、全く畑違いのプログラミングを勉強しないとダメかもしれません。外注するにせよ、格安で外注先を見つけることが求められます。SNSでのつながりも駆使しないとですよね。
ここまで求められています。
全ての立場が平等な『ホラクラシー』の考えに似ていますね。もちろん、上司はいますので、相談や報告は求められます。
ホラクラシーと違うのは『自分の裁量の範囲を知り、その中で自由に行動すること』です。
④ 自分で責任が取れる
会社員にありがちな『責任転嫁』をしません。というより、個人の裁量で行動しているため、上司に責任を向けられませんよね。
普通の会社員って責任転嫁が多いです。
- ミスをした → 教え方が悪い → マニュアルが悪い
- 営業が取れない → そもそも営業方針が悪い → 売る製品が悪い
- 40歳になっても仕事が覚えられない → ここの担当にさせたのが悪い
このパターンで45歳になって何もできなくなる人いますよね。
セルフスターター型はその反対。
- ミスをした → 今回の企画の○○がダメだった → 会社に悪いことをした
- 営業が取れない → ここを改善すれば売れるかも → 会社に提案しよう
持ってるカードで勝負しようとします。失敗すれば、責任を負うと共に会社に報告。情報を共有して成功につなげようとします。
⑤ 目的達成後に次の目的を決定できる
目的を達成したら少しずつレベルを上げていきます。
例えば、WEBツールのCanvaで画像加工できるようになったとします。次の提案でも画像関係は外注せず、自分で作業できますよね。提案に盛り込めます。
セルフスターター型って会社的にもラクなんですよ。
- 勝手にスキルを上げてくれる
- 会社は活躍の場を与えるだけでいい
- 結果さえ出してくれたら自由にできる
- 自由に働けるなら、それが心地よいので残ってくれる
社員は優秀になるし、会社的にも働きやすい職場のアピールが可能。セルフスターター型が求められる理由の解説でした。
では次に「俺ってセルフスターター型なの?」という疑問にお答えします。
2.セルフスターター型かどうかの簡単チェックリスト項目
以下のとおりです。10年間のパラレルキャリア経験から作成しました。
- 自分で考えて行動できる
- 人の発想や行動を笑わない
- 小さな成功の大きさを知っている
- 現実的に物事を考えられる
- 物事を継続することができる
- 誰かの意見を取り入れる際に『自分にあっているか』考えることができる
- 感情で判断をしない
- ミスを素直に受け入れられる
- 手段がなくなった時に相談できる
- 2択を迫られた時に自己責任で決定できる
全てに当てはまっていて、セルフスターター型人材と言えます。最低でも半分は該当しないとダメですね。
セルフスターターに必要な3つのこと
特に必要な能力が以下の3つです。
- 自分で考えることができる
- 考えたことを実践できる
- 成否が見えるまで継続できる
失敗してもいいんです。失敗も成功につながる経験ですからね。
考えるだけの人って数年後に『否定キャラ』になります。それが性格になっちゃうと、自分を正当化するための否定が見えなくなります。これってセルフスターターの逆。
失敗しても立ち直れるレベルの挑戦を続けること。これがセルフスターターです。
3.セルフスターターが求められる仕事と求められない仕事について
社風や考えの違いが大きいです。
ただし、仕事内容的にセルフスターターが活躍できない場所もあります。セルフスターター型でも潰される会社に入ると終わりです。どころか悪手になりますね。
それぞれ解説しますね。
求められる仕事:マーケティング関係・ディレクター関係など
企画力・提案力が求められる仕事です。
- WEBマーケティング関係
- ディレクターなどの製作責任者
- クリエイティブな仕事
- 小さな会社
他社と同じことをしていても2番手になるだけですよね。新しい発想やポジションを獲得していかないと仕事になりません。
なので、積極的な提案が自社にもクライアントにも喜ばれます。
とある会社のメディアコンサルを担当したとします。
検索ツールの導入でユーザービリティが上がると判断。その検索ツールを自分で作れたらどうでしょう。クライアントにも安く提案できますし、自社にもまるっと利益になります。
頭の柔らかい会社ならセルフスターターを求める
スタートアップ企業や外資系だと仕事内容に関わらずセルフスターターが求められてますね。1人で担当する仕事の幅が広いからです。
他にも『一部リモート』など、最先端の働き方を取り入れている会社ってセルフスターター求めてます。自社の利益に貢献することを知っているからです。
あなたもこれからの働き方を取り入れるとリスクヘッジになりますよ。
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求められない仕事:工場・倉庫作業など
単純作業の現場だとセルフスターターが活躍できません。
- 提案する → 実行する時間がない
- 設備導入等に大きなコストがかかる
- 現場と事務所が完全に分かれている
主に製造業ですね。
セルフスターター型の私は地元の工場に勤めてました。1ヶ月に2枚ずつ改善提案書を提出していましたが、通ることって半年に1枚くらい。(もちろん、理由や具体的な作業内容まで網羅していました。)
最終的に工場長や営業の人から『嫌がらせだよな。』って叱られました。
古い社風、会社ごっこの会社はセルフスターターを潰す
セルフスターター型の人材って経営者に可愛がられます。経営者目線の話ができますからね。
だからセルフスターター型じゃない役職社員から目を付けられるんですよ。自分のポジションが危ういのと、単純に『面白くない』んですよね。
あなたがセルフスターター型なら、セルフスターターを欲しがっている企業に入った方がいいです。
4.セルフスターター向けの仕事を探す方法
以下の2つです。
- ビジネス系SNSで採用担当と話す
- IT/WEB関係など、今伸びている業界に入る
セルフスターターを求めている業界に近づくのがポイントですね。
方法① ビジネス系SNSで採用担当と話す
Wantedlyで採用担当者と話をしましょう。
誰でもいいから『人が入ればいい』と思ってる会社は、ビジネス系SNSなんて使いません。履歴書や職務経歴書のデータだけじゃなくて、その人の行動力や考えを見たい会社がビジネス系SNSを使ってます。
なので、あなたもビジネス系SNSで仕事を探してみましょう。
方法② IT/WEB関係など、今伸びている業界に入る
特にWEB系の仕事でセルフスターターが求められてますね。
- 単純作業じゃない(ディレクションも必要)
- 新しい発想や提案が必要
- 個人のつながりが仕事で活かしやすい
上記のとおりです。
大手ですけど、メルカリやクラウドワークスの求人とか参考になります。フレックスタイム導入や一部リモートに注目しましょう。
参考 メルカリ 採用情報
上記のようなセルフスターター向けの仕事はワークポートで見つかりやすいです。もともとがIT/WEB系特化。IT系企業2,000社とつながりがあります。
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まとめ:セルフスターターの考えを身につけましょう
会社に依存する人がバッサリ切られる時代になってますね。一方で優秀な人はダメな会社から出て行ってます。
あなたも『会社』を選べる側の人間になりましょう。そのためにセルフスターター的な考えを身に付け、セルフスターター向けの仕事を選ぶことが大切ですよ。
以上、「セルフスターターとは『今、仕事で求められる人材を解説』」という記事でした。