「カメラマンを辞めたい。でもどういう仕事に就けば良いのかが分からない。せっかくなのでカメラマンとしてのスキルも活かしたいし…。どうしたら良いんだろう。」
という悩みにお答えします。
元ブライダルカメラマンのRyotaです。カメラマンを辞めて製薬工場に10年ほど勤めました。カメラマンのスキルも広告関係の個人事業で役立てています。
カメラマンとしてのスキルは個人で活かして、仕事は全く別の『安定していて低ストレス』のものを選びましょう。その方法を詳しく解説します。
当記事の内容はこちら
- カメラマンを辞めたいあなたが取るべき3つの道
- カメラマンを辞めるならスキルだけは身につけておくべき
- カメラマンを辞めたら仕事が苦痛じゃなくなりました『経験談』
実際にカメラマンを辞めたら生活がどうなったのかもお話します。
カメラマンって好きじゃないと続けられない仕事です。あなたがカメラマンを辞める決心に役立つ内容になっていますので、どうぞご覧ください。
1.カメラマンを辞めたいあなたが取るべき3つの道
- 未経験の違う業界に就職する
- 違う業界で働きつつカメラマンをフリーランスで続ける
- 独立して雇われカメラマンを卒業する
上記3つです。
カメラマンの未練を完全に断ち切るか、それとも個人で続けていくのかを考えます。
取るべき道① 未経験の違う業界に就職する
カメラマンから他の業界に勤められるの?ってお考えでしょうけど、普通に転職できます。
未経験で企業が気にするのって『年齢』です。あなたが30歳以下ならどういう業界でも飛び込めます。
残念ながらあなたが30歳以上だと未経験の業界は難しくなります…。
カメラマンとしての技術が評価されやすい『広告業』なら可能です。フリーペーパー作成でも写真撮影作業がありますからね。元カメラマンなら喜ばれます。
なお、私は23歳の時点でカメラマンから工場に転職しました。特に問題なく入社できました。ご参考まで。
カメラマンから違う業界に転職しやすいサービスまとめ
JAIC(ジェイック) | 10代・20代特化の転職エージェント。全求人先を査察して離職率の高い企業を除外。シンプルに未経験の業界でも『普通に働ける企業』に入れます。
DODA | アドバイザーの質が高い転職エージェント。未経験業界に飛び込む時の『情報がなくて不安…』をアドバイザーが解決してくれます。30代にも人気。
妥協して『待遇の悪い企業』に入社する必要はありません
カメラマンって基本的には『薄給で拘束時間の長い仕事』です。
アシスタントならではの『部下じゃなくて弟子』のような扱いもストレスがたまります。これに慣れちゃってどんな企業の求人もホワイトに感じます。
あなたの年齢に応じた『平均年収』と各業界別の『平均年間休日』をチェックして平均以上の会社に入社しましょう。
平均年収.jpを確認すれば年収が分かります。
業界別の平均年間休日数はDODAの調査結果で分かります。
取るべき道② 違う業界で働きつつカメラマンをフリーランスで続ける
カメラマンを個人で続けましょう。好きな時に好きなだけ働ける+カメラマンとしての楽しい撮影作業が増えます。
カメラマンをフリーランスで続ける方法
CrowdWorks | 仕事を自由に受注できるクラウドソーシングの大手。撮影の仕事も豊富。
【タイムチケット】 | あなたの時間を30分単位で売る。その中でカメラマンとして撮影する。
ブログ運営 | 当ブログのようにブログを運営する。その中でカメラ紹介・撮影した写真を掲載する。
カメラマンの稼ぎを前提に本業を探すのもアリです
カメラマンで月5~10万円稼げれば本業の収入が少なくても生活できます。
『残業のない仕事』『低収入だけど低ストレスの仕事』を選び、副業+会社員のパラレルワークスタイルで働く方法もあります。
私の体験談をお話しすると、副業が『どこまでも稼げる青天井』なので、継続すると普通の会社員以上に稼げる可能性があります。3年ほど取り組む価値はあるかと思います。
取るべき道③ 独立して雇われカメラマンを卒業する
「えっ?結局カメラマンなの?」とお思いでしょうが、独立するとカメラマンのストレスは激減します。
私の勤めていたブライダル写真館でも3年で独立を目指すのが常識でした。(現に3年以上勤めていると店長になれました。)
カメラマンのストレスはコロコロ変わるサービス内容とパワハラです
カメラマンのストレスは以下のとおり。
- サービス内容が変わりすぎて理解できない
- アシスタントに対するパワハラが多い
- 低収入・高ストレス・拘束時間の長いブラックな仕事である
現場の環境がひどいので人間関係がギスギスしますね。疲れでコロコロ変わるサービス内容も頭に入ってきません。ミスをすると『鬼』のように叱られます。
独立すれば全部自己責任。サービスも自分で設定。人間関係のストレスはなくなりますね。
独立すると経営者の悩みが出てきます
お金に対する悩みが出てきます。仕事がなければ食べていけません。
会社員が守られていたことを時間すると思います。このストレスに耐えられるかはまた別の話なので、厳しいなと感じたら転職活動をした方が良いです。
フリーランスでちゃんと稼げていたのなら履歴書も空白期間にはなりません。
2.カメラマンを辞めるならスキルだけは身につけておくべき
- 撮影技術『機材選びから写真加工まで』
- コミュニケーション能力『どこでも役立ちます』
上記2つは身につけましょう。
そうじゃないとカメラマンとして厳しく育てられていた時間が無駄になります。カメラマンは厳しい仕事ですが撮影の勉強方法としては一流です。
スキル① 撮影技術『機材選びから写真加工まで』
カメラマンの撮影技術ってシャッターを押すだけじゃありません。
- 撮影シーンに応じた機材選び
- 機材のメンテナンス
- 写真加工の技術
被写体の状況を確認するとかも重要ですね。女性を撮影するのなら、その女性の笑顔を出すとか。そういうことも技術の1つ。
一眼レフじゃなくてもカメラマンのスキルは使えます
写真館と同じ機材を個人で揃えるのは厳しいです。平気で100万円なくなりますからね。
CrowdWorksで『物撮り』をする程度なら一眼レフや一眼レフと同等の写真が撮影できるカメラで問題ありません。
広告業をしている私のメインカメラは富士フイルムのX100Fです。
10万円ほどしますが、コンパクトで持ち運びに便利。ロケーション撮影やグルメ撮影に役立ちます。
仕事道具なら経費として落とせます。青色申告なら消耗品として一括で計上できますね。
スキル② コミュニケーション能力『どこでも役立ちます』
カメラマンは『サービス業』です。サービス業の基本は不特定多数の人と会話をしつつ満足してもらうこと。
カメラマンとして1年ほど勤めていれば自然な笑顔と接客術が身につきます。
会社がマナー講習を開催するようなら積極的に参加しましょう。転職先でも役立ちます。
例えば相手の方を向いて会話をするというマナーがあります。工場とかだと、これができない人が多いです。あなたが上司のほうを向いて会話するだけで上司の気持ちって和らぎます。このように活用しましょう。
転職でもコミュニケーション能力を武器にしましょう
未経験の業界に勤める際も『カメラマンの撮影技術』じゃなくて『サービス業をしてきたので、人と接するのが上手』なことをアピールします。
業界問わず武器になります。特に営業はコミュニケーション能力が必須。サービス業からの転職は喜ばれます。
良くある疑問:秘書検定って役に立つの?
残念ながら必要とする業界じゃないと気にも止められません。
私も秘書検定3級を持っているのですが、工場の履歴書に書くのは止めました。その業界で役立つ資格を取得してアピールすべきです。
3.カメラマンを辞めたら仕事が苦痛じゃなくなりました『経験談』
夜眠れるようになりました。学校に行くくらいの感覚で会社に行けるようにもなりましたね。
撮影の仕事は好きだったんですけど、拘束時間とパワハラで神経がダメになってました。それから解放されたので「ああ、辞めて良かった。」って心の底から思いましたね。
退職した日に思わずにやけてしまう状況なら辞めたほうが良いです。私はカメラマンを辞めた時に嬉しすぎて車をバックする際に後ろを見るのを忘れました。木に激突して車が小破しました…。
カメラマンから転職した結果:給料がアップ。残業が減る。休みが増える。
カメラマンから転職して仕事内容こそ変わってしまったものの、待遇は全てにおいて良くなりました。
カメラマン時代と工場勤めの待遇を比較
カメラマン | 基本給18万 月残業100時間(残業代なし) 年間休日96日
工場 | 基本給17万5千円 月残業40時間(残業代6~7万) 年間休日124日 皆勤手当5千円
なお、カメラマン時代は車通勤で片道1時間でした。工場は自転車で片道20分です。
カメラマンから転職に使った転職エージェントはこちらです
JAIC(ジェイック) | 10代・20代特化の転職エージェント。全求人先を査察して離職率の高い企業を除外。シンプルに未経験の業界でも『普通に働ける企業』に入れます。
DODA | アドバイザーの質が高い転職エージェント。未経験業界に飛び込む時の『情報がなくて不安…』をアドバイザーが解決してくれます。30代にも人気。
上記2社に相談すればカメラマンを辞めるのが怖くなくなります。実際の求人を見つつ、あなたの現在の待遇と比べてみましょう。
まとめ:カメラマンを辞めても仕事は見つかります
カメラマンを辞めても技術は無駄になりません。カメラマンとして会社に勤めることを辞めるだけで撮影の仕事を楽しめるようになります。
無理してカメラマンを続けていたとしても『待遇』はほぼ変わりませんよね。それならカメラマンを副業にしつつ、新しい働き方を実践していきましょう。
以上、「カメラマンを辞めたいあなたが取るべき3つの道『実践済み』」という記事でした。