「結婚式の写真撮影を引き受けたんだけど、服装はどうすれば良いんだろう。礼服にすべき?それとも黒Tシャツとか、ベストとか気軽な感じでも良いの?」
という疑問にお答えします。
元ブライダルカメラマンのRyotaです。
1年で400回ほど結婚式の写真を撮影しました。ブライダルカメラマンの服装はかなり重要です。ポイントをお話します。
当記事の内容はこちら
- ブライダルカメラマンの服装選びのコツについて
- カメラマンの服装で悩んだらユニクロでOK。理由も解説。
- 2次会撮影もフォーマルにすべき
ブライダルカメラマンとして1年間厳しい現場作業をしてきたので、何が良くて何かダメかを体験しています。
できればタイピンなどの装飾品も外すべき。腕時計も革ベルトで小ぶりなものがオススメです。そういう細かい部分も解説していきますね。
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1.ブライダルカメラマンの服装選びのコツについて
目立とうとしてはダメです。フォーマルな服装が基本です。
特に注意すべきは以下の3点。
- 【基本】セットアップ+白ネクタイ+革靴
- 腰に付けるタイプのカメラバッグは必須
- ポイントは『ゲストを不快にさせない服装』
それぞれ解説します。
①【基本】セットアップ+白ネクタイ+革靴
礼服までかしこまる必要はありません。
スーツか、黒・ネイビーのセットアップ品を着用しましょう。個人的にはセットアップ品がお勧め。詳しい理由は後述します。
ネクタイは白。100均一のもので大丈夫です。ストライプのようにビジネスライクなものは『場の雰囲気に合わない』ので止めます。真っ黒はもちろんダメ。
靴は革靴。スニーカーを履くカメラマンを見かけますが、年配のゲストから注意されるケースがあります。止めましょう。
ただし、カメラマンってかなり歩くので『動きやすい革靴』がオススメ。
ソール入り、革靴+スニーカータイプだと良いですよ。
こういうタイプですね。光沢があると結婚式の場に馴染みます。
②腰に付けるタイプのカメラバッグは必須
カメラマンはたくさんの道具を持ち歩きます。
電池+予備バッテリー+レンズ。場合によっては複数のカメラで撮影します。
ポケットに道具を入れると無くしやすい上に見栄えも最悪。『仕事のできないカメラマン』と思われます。
なので、腰に付けるタイプのカメラバッグ(ウエストポーチ可)を使いましょう。これがあると『ゲスト』との区別も付きやすいです。
レンズを入れない前提ならこちらがオススメ。
縦型のカメラバッグだとスーツがめくれてだらしないです。美容師さんみたいにフタをしないタイプだと道具が落下します。
フタができてかさばらないものが使いやすいですよ。
③ポイントは『ゲストを不快にさせない服装』
カメラマンはかなり動きます。真夏は汗だく。
できるだけ身軽に機能的にしたいなと思うのは無理もありません。でも、新郎新婦から了解をもらっていたとしてもダメです。
なぜならゲストの了解を得ていないから。
ここ大事。
結婚式には必ず『頑固なゲスト』がいます。
主に年配の方や役職の高い人たちになります。この人たちは小さなことも見逃しません。
スニーカーを履いていたら『非常識だ』と言われます。ノージャケットやベストスタイルも同じですね。
なので、できるだけ地味な服装を選びます。アクセサリ類も外します。(撮影の邪魔にもなりますし)
2.カメラマンの服装で悩んだらユニクロでOK。理由も解説。
次に『服をどこで買えば良いの?』という疑問に答えます。
結論から言えばユニクロで良いです。
理由は安くて品質が良いため。私もユニクロのパンツやジャケットで撮影をしてきました。400回以上撮影をしましたけど、ゲストからクレームを受けたことはありません。
先輩や店長も基本はユニクロでした。
↓私が持っている黒のスラックスの写真
ユニクロセットアップの良さについてはファッションブロガーMBさんの記事が参考になります。
参考 ユニクロ&GUで作れる!!女子モテ抜群のメンズセットアップコーデ20選!!永久保存版!!
上下揃えても1万円です。スーツ専門店だと安くてもジャケットだけで1万2千円。
ブライダルカメラマンのスーツは劣化が激しいので安いのを何着も持つべき。クリーニング回数も増えます。特にスラックスは5本持っていても少ないくらい。
①膝をついての撮影が多い
実際に撮影してみると『膝をついての撮影』がメチャクチャ多いです。
ケーキ入刀の時ってカメラマンさんは立て膝になりますよね。あの体勢はカメラの固定もできますし、ゲストの邪魔にもなりません。
立て膝になると膝が擦り切れます。プラスで床が汚れていたらアウトです。
②披露宴会場はスーツが汚れやすい
テーブルフォトの時はテーブルの近くで撮影します。ガーデンなら土ぼこりがスーツに付きます。
1度の披露宴撮影でスーツをクリーニングすることは珍しくありません。
1週間に1度は必須ですね。早いと半年で1着買い替えます。
そういう点でもユニクロのセットアップは安くて品質が良くオススメ。感動系のセットアップが通気性も良くて使いやすいです。
※披露宴会場って基本的に暑いですからね。女性のコーディネートに合わせた室温になってます。
3.2次会撮影もフォーマルにすべき
「2次会ならカメラマンもオシャレな服装で良いんじゃないの?」と聞かれたことがありますが、それは間違いです。
2次会だろうがブライダルカメラマンは結婚式撮影と同じ服装にすべきです。
その理由は以下の2点です。
- カメラマンは『黒子』であるべき
- ゲストの写真に映りこむ可能性を考える
①カメラマンは『黒子』であるべき
カメラマンは単なるスタッフです。新郎新婦はもちろんゲストを目立たせないといけません。
あなたがオシャレをする意味はありませんよね。
例えば新婦の近くで指示を出すウエディングプランナーがドレス姿ならどうでしょう。ちょっとおかしいですよね。その感覚を持つべきです。
②ゲストの写真に映りこむ可能性を考える
カメラマンはゲストの撮影した写真に思ったより多く映りこみます。
というのも、新郎新婦の近くにいることが多いためです。柱の影に隠れたりするんですけど、それでも映っちゃいます。
そういう時にスタッフ的な服装をしていれば目立ちません。あなたがオシャレをしていると、それが原因で写真の中でも目立っちゃいます。
まとめ
普段から結婚式場で撮影しているカメラマンは良いんですけど、外注で頼まれたカメラマンって服装がラフなんですよね。
バンケットキャプテンから叱られてる人も多いです。
結婚式場側から注意されると二度と依頼が来ません。フリーランスのカメラマンほど服装には気をつけましょう。
以上、「ブライダルカメラマンの服装とは?選び方を解説【ユニクロでOK】」という記事でした。
私がブライダルカメラマンを1年経験した体験談の記事も読まれています。激務です。これからブライダルカメラマンになりたいあなたは是非ともお読み下さい。
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