「工場に勤めたいんだけど、自分に作業内容が向いているかどうか判断できない。工場仕事の向き不向きを簡単に判断できないかな。」
という悩みにお答えします。
当記事を読めばライン作業の向き不向きがわかります。
10年ほど工場勤務してきたRyotaです。
工場って向き不向きがわかれます。仕事内容が特殊なんですね…。
あなたが工場に向いていないタイプなら『工場の仕事を全く覚えられなくて苦痛』になるかもしれません。その前に当記事で判断しましょう。
当記事の内容はこちら
- 工場仕事の向き不向きが分かる3つの作業内容
- 工場仕事に向いている人の性格について
- 工場の基本業務『ライン作業』に向いていない人
- 誰もが働きたくない『ブラック工場』に勤めない方法
これから、
- 工場に勤めようと思ってる
- でも、なんだか不安…
と思ってるあなたにピッタリな内容です。
当記事を読めばライン作業に挑戦するかどうかの答えが出ますよ。
どうぞご覧ください。
1.ライン作業の向き不向きが分かる3つの作業内容
工場の向き不向きが分かる作業内容は以下の3つです。
- 同じことをし続ける『単純作業』
- 機械トラブルを改善する『保守作業』
- 事故や怪我を防止する『安全管理』
先にまとめちゃうと、
- コツコツできない(飽きっぽい)
- 原因究明が苦手(順序を追って考えられない)
- ボーっとしている
のどれかに当てはまる人は辞めた方が良いです。
工場は同じことを続けるだけだから底辺の仕事。みたいなイメージがありますが、普段の作業内容より保守作業ができるかどうかで評価が変わります。
トラブルの復旧ってセンスが必要。普段から『説明書を読まない』『自分でパソコンなどのトラブルを解決できない』なら向いてません。
作業内容① 同じことをし続ける『単純作業』
工場の基本的な作業内容は『与えられた役割を機械のようにこなす単純作業』です。
- ラインのオペレーター
- 製品の目視検査
- 製品の運搬
など、工場内で様々な作業が存在します。そのうちの1つ、2つを1日8時間し続けることになります。
1つの作業をずっと続けられない人は向いてません。
仕事内容② 機械トラブルを改善する『保守作業』
工場は必ず機械トラブルが発生します。早期復旧も仕事の1つ。
- 原因を究明する
- 原因を解決する(工具を選ぶ。修復する。修復内容が分からなければメーカーに問い合わせる)
- 二度と同じことにならないようマニュアル化する
これ、センスがいります。
間違った修復をすれば機械が壊れて二次被害がおきます。不器用な人は原因が分かっても修復ができません。
『自分で解決する力』が無い人は工場に向いてません。
普段から機械の正しい動作を見続けて『学ぶ姿勢』も求められます。何となく作業をしているだけでは保守作業はできません。
仕事内容③ 事故や怪我を防止する『安全管理』
工場は危険な場所です。
フォークリフトが行き来していますし、各機械も『熱を持っている』『回転部がある』など要注意なことだらけです。
自分が怪我をする可能性はもちろん『人に怪我をさせる危険』もあります。
自分の世界に入ってしまう、作業と関係の無いことを考えてしまう人は工場に不向きです。
さらに言うと『作業を自己流にアレンジしてしまう。言われたことを守れない人』もダメ。
私の会社ではフォークリフトで荷物を運搬しながら公道に出る際は『バックで出ること』となっていました。それを面倒だと思って荷物側から公道に出た作業者が通行人とぶつかってしまいました。
このような事態になります。
2.工場仕事に向いている人の性格について
工場の向き不向きは『作業内容』だけでなく、性格からも判断できます。
以下のような人ほど工場に向いています。
- マイペース
- 集中すると周りが見えなくなる
- 堂々と人に意見が言える
- コミュニケーション能力が高い(社内政治)
大事なことなので先にお話しておきますが、工場でコミュニケーション能力は必要です。工場ほど報告・相談・連絡が重要な作業も無いのではと思うほど。
人と話すのが苦手だから工場勤めを選ぶと必ず悩む日が来ます。
性格① マイペース
工場の仕事ってトラブル時以外はマニュアルに沿って同じ作業を繰り返すことになります。
普通の人だと飽きますね。飽きると「この仕事をするために生まれてきたのかな?」みたいに重く考えてしまって潰れます。
マイペースな人はコツコツと作業が続けられるので向いてます。
ちなみにライン作業だとベルトコンベアの速度で作業のペースが決められます。マイペースに作業できないと思うでしょうけど『速度は3日で慣れる』ので、コツコツと続けることの方が重要です。
速度についていけない場合はあなたが不器用であり、会社側のマニュアルに問題があります。問題点が違ってきますね。
性格② 集中すると周りが見えなくなる
集中すると周りが見えなくなり、人から何か言われると不機嫌になる。このくらい職人的な人ほど工場勤めは向いてます。
工場ってボーッとしてるとダメなんですよ。
- 事故をする
- 正常な機械の稼働状況が分からない
- 異常を発見できない
- 効率化を考えられない
と、デメリットばかり、集中すると色んなものが見えてきます。人の声が耳に入らないくらいで丁度良いです。
性格③ 堂々と人に意見が言える
工場で1番大事なのは事故や怪我がないこと。次に大事なのは品質を維持しつつ生産ラインを止めないこと。
この2つを守れるなら上司であろうと注意すべきです。
例えばネット帽を着用しなければならない現場で営業部の社員が帽子なしでお客さんを連れてきたとします。品質保持のために注意すべきです。
その方がお客さんも「この工場はしっかりしている。」と判断しますよね。
堂々と人に意見を言える人ほど工場で評価が上がります。
性格④ コミュニケーション能力が高い(社内政治)
工場は閉鎖された空間。人とぶつかっても逃げ場がありません。だからコミュニケーション能力は高ければ高いほど有利です。
特に社内政治は考えるべき。
常に上司や先輩に相談する。工場長にはおべっかを使う。人の意見には賛同して敵を作らない。
人が苦手だから誰とも会話せず作業をしていると、助けが必要な時に終わります。そして注意を受けるのはあなたです。
3.工場の基本業務『ライン作業』に向いていない人
ライン作業を10年ほど経験しており、ライン作業に向いていない人の特徴が分かります。
工場のメイン作業はライン作業です。ライン作業が苦痛だと工場勤めに向いていないとも言えますのでご注意ください。
ライン作業に向いていない人の特徴
- 同じ作業の中に喜びを見出せない
- 小さなことに気付けない
- ふと別のことを考えてしまって手が止まることがある
- 刺激が無いのが苦痛
- 効率化を考えるのが苦手
ライン作業に向いている人って『他ごとを考えていても目の前のことに集中できる人』です。2つのことを同時にできない人はオススメできません。
保守・点検や物流など工場内で別の業務がある会社を探しましょう。
4.誰もが働きたくない『ブラック工場』に勤めない方法
工場って会社の考え方で働きやすさがピンキリです。
空調があって時間管理がしっかりしている工場だと『働きやすそう』じゃないですか。
逆に常に40℃近い室温で休憩時間などが決まっていない。上司の怒鳴り声が響いている。こんな工場だと狂っちゃいます。
閉鎖された空間の工場だからこそ『働きやすい環境』が大切。
働きやすい工場を見抜く方法は「【暴露】工場勤務は楽にできる!帰宅後に自由時間も楽しめる工場の選び方3つがこれだ!」で解説してます。
私の実体験を元にしてますので求人探しにお役立て下さい。
良い工場は離職率が低いです。時間も自由になりますし給料も高いからです。
そういった工場の求人は求人サイトに出回らず、転職エージェントのアドバイザーから直接紹介されます。転職はあなたと企業のマッチングの問題。アドバイザーの質の高い転職エージェントを使えばホワイトな工場で働けます。
工場に強い転職エージェントは『工場に強い転職エージェント3選『現場の労働環境を相談すべき』』という記事でご紹介しています。お役立てください。
-
工場に強い転職エージェント3選『現場の労働環境を相談すべき』
続きを見る
まとめ:仕事人生は長いので『得意なこと』を選びましょう
仕事って40年続けないといけません。
『向いていないこと』『つらいこと』を40年我慢するって無理です。だからあなたが向いていること、得意なことを仕事にしましょう。
『工場だから大丈夫』じゃなくて、あなたにとって向いているかどうかが大事。当記事の内容がお役立て頂ければ幸いです。
以上、「【簡単判断】ライン作業の向いてない人・向いている人を3つの作業からチェック!」という記事でした。
工場勤務の正直な意見は以下の記事にすべてまとめてあります。
関連記事 【工場勤務の実態】給与・メリット・仕事内容・きつさ・転職情報解説
-
【工場勤務の実態】給与・メリット・仕事内容・きつさ・転職情報解説
続きを見る