「DTMって楽器が弾けなくても曲が作れるのかな?全く楽器が弾けないけど音楽を作ってみたいから、実際の話を聞きたい…。」
という疑問にお答えします。
ミュージックコンポーザーのRyotaです。以下のような状況を経験しています。
- 家にMIDIキーボードはもちろん楽器がゼロ
- バイエルを練習している段階で音大に入りDTMを学ぶ
- 音大卒業までほぼ楽器が演奏できなかった
当記事の内容はこちら
- DTMが楽器が弾けなくても曲が作れる理由『体験談』
- DTMで楽器が弾けるとどうなるか『付加価値として便利』
- DTMをするなら楽器を学ぶべきかどうか
楽器が弾けない状態で作曲をしなければならなかった私なのでお伝えできることがあるかと思います。楽器が弾けるようになってどうなったかもお話します。
どうぞご覧ください。
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1.DTMが楽器が弾けなくても曲が作れる理由『体験談』
- プロの演奏をクリックで表現できるソフト音源がある
- 打ち込みで時間をかければ解決できる
- 生演奏的な技術の必要ない音楽ジャンルがある
上記3つですね。
1999年で上記のレベルです。現在はソフトも進化してより楽器が弾けなくても良い曲が作れる時代になってます。その点は安心ですよ。
理由① プロの演奏をクリックで表現できるソフト音源がある
ソフト音源で自動的にプロのギターバッキングが演奏されるなど、新しい技術が取り入れられています。
例えば最新のギター音源で『ドミソ』の音を打ち込めば『ドミソ』の音で楽曲のスピードにあったリズムでバッキングを演奏してくれます。
もちろんギター以外も一緒です。ドラムやベース、弦楽器でもありますね。
そのソフト音源さえ使いこなしてしまえばあなたが楽器を演奏する必要はありません。
アコースティックギターのストロークも1つの音を入れると自動的に演奏されますね。ただしソフト音源を揃えないとダメなのでお金はかかります。
リアルなソフト音源の例
『SESSION GUITARIST - Electric Sunburst』が凄いですね。説明するより聞いてもらった方が早いのでサンプル動画をどうぞ。
これがわずか12,800円です。自分でギターを覚えるより格安ですよね…。ただしパソコンは高スペックじゃないとダメ。その天はご注意を。
理由② 打ち込みで時間をかければ解決できる
DTMだとマウス操作とパソコンのキーボードだけで音の打ち込みができます。楽器なしでも曲が作れます。ステップ入力も使えば効率も良くなります。
ドラムだと最初から『ジャンルにあわせたフィルやリズムのMIDI素材』がありますので、それを並べるだけでも曲になりますね。
クォンタイズという『音のズレを直す機能』もありますので、適当に音を配置した後で修正する手法もアリです。
理由③ 生演奏的な技術の必要ない音楽ジャンルがある
クラブ系ミュージック(HOUSEなど)や電子系楽曲だと生演奏をサンプル音源でカバーできます。生演奏の魅力である揺らぎ・ランダムさをシンセサイザーの音作りで代用できます。
ピアノソロの曲なら打ち込みは生演奏に勝てません。でも、クラブ系楽曲のメロディーやバッキングとしてのピアノなら打ち込みで使えます。
こういう感じで『生演奏が必要ない曲』を作りましょう。そうすると楽器が弾けなくてもDTMで『プロレベル』の曲も作れるようになります。
しかし、楽器が弾けると有利なのは事実です。その点もお話していきますね。
2.DTMで楽器が弾けるとどうなるか『付加価値として便利』
- 効率が上がる
- ソロ演奏パートが作成できる
上記2つです。
私が通っていた音大の講師が『クラブ系音楽』で有名な方でした。ほぼ打ち込みで曲を作っていたにも関わらずjazzpianoを習っており、気分が盛り上がってくるとライブで演奏してました。
このように『打ち込み主流の人』でも何かしらの楽器が演奏できます。
あなたがDTMで上を目指すならDTM+αの何かが必要です。その+αの1つが楽器演奏力ですね。
付加価値① 効率が上がる
打ち込みと比べて生演奏は効率が良いです。理由は『数小節分』をまとめて作成できるため。
演奏 → クォンタイズ
を繰り返せば16小節を作成するのに20分かかりませんね。(もちろん入力だけの話です。コード決めなどは別。)
ギターなら『演奏をレコーディング』して使うのもアリ。ソフト音源と違って音を作りこむのも簡単です。楽器側で設定できるためです。
どんな楽器もリアルタイム入力可
ピアノ演奏に限って言えば『他の楽器のリアルタイム入力』もできるようになります。特に単音楽器ですね。ベースとか弦楽器をキーボードを使って演奏入力できます。
その楽器特有の『奏法』は難しいにせよ、基本的な音の流れは入力可。ピアノ演奏力の高い人だと5つの楽器を使った曲のイントロを10分で作れます。
付加価値② ソロ演奏パートが作成できる
ポップスやロックにほぼ必ず入っているのが『ソロ演奏』。ソロ演奏だけは打ち込みで表現するのが難しいです。
もちろん打ち込みで時間をかければソロも作成可能です。ただ、既にお話しているような『生演奏の揺らぎ』の表現が難しいんですよ。1音1音を1コマずらして聞いて…の繰り返しになりますね。ベロシティの表現も時間がかかります。
ソロパート作成に1時間かけるか10時間かけるか。その違いですね。
3.DTMをするなら楽器を学ぶべきかどうか
DTMを使ってどの程度のクオリティの曲が作りたいかによりますね。
趣味レベルの曲を作りたいなら楽器は必要ありません。既にお話したとおり、打ち込みだけでも曲は作れます。
しかし、ネットで発信したい。人に聞いてもらってファン層を獲得したい。と思っているなら話は別。楽器を学びつつDTMで曲を作っていくべきです。
曲を聞く側にとって『曲のクオリティ』が大切です。曲のクオリティを上げたいなら楽器の演奏技術があった方が有利だからです。
答え:楽器は学ぶべきです
楽器を学ぶことに『損』がありません。
- 演奏力が付く
- DTMにも使える
- 趣味になる
この3つが理由ですね。
DTMで楽器が演奏できると『武器』になる
- リアルタイム入力で使える
- ソロ演奏パートが作成できる
- 人に依頼しなくても自分で演奏できる(お金が浮く)
楽器を学ぶってお金がかかるんですけど、最終的に『人に依頼する仕事』が減るので節約につながります。生演奏を誰かに依頼するとお金かかりますからね…。
楽器を習う方法まとめ
独学が教室に通うかのどちらかです。詳しくは以下の記事にまとめています。
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楽器を始めたいあなたへ。楽器別の難易度から選び方まで熱く解説!
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EYS音楽教室だと『楽器がもらえる』ので初期投資が安くなります。
まとめ:DTMは楽器がなくても作曲可能です
DTMは楽器がなくても曲は作れます。楽器があると曲作りが楽になります。
どちらにせよDTMで曲を作るには楽器演奏だけではダメです。エフェクト類の操作・DAWの理解も必要。まずはDTMを始めてみて、生演奏したいなと思ったら楽器を習い始めましょう。
以上、「『経験談』DTMは楽器が弾けなくても曲が作れる『演奏は付加価値』」という記事でした。
DTMについては以下の記事で詳しくまとめています。
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