「仕事を辞めて幸せと感じる瞬間ってあるのかな。今の仕事がかなりつらいんだけど…。実際に退職してよかった話を聞きたい。」
そんな疑問にお答えします。
当記事では私が上場企業を退社した時の幸せな気持ちをお伝えします。
パラレルキャリアのRyotaです。1年間で4回転職した経験があり、2社目が上場企業でした。でもスキップで退社したんですよね…。
当記事の内容はこちら
- 仕事辞めて幸せと心から感じた瞬間の話
- 仕事のつらさは入社タイミングでも決まる
- 待遇以外で会社の何があわなかったのかを考えよう
「もうここに通わなくていいんだ。」と思って涙が出ました。帰りの足取りは早かったです。
私が入社した時、教育係の先輩が忙しい+出産とかぶって全く仕事がもらえませんでした。それで悩んで精神的に追い詰められていたんです。
労働時間は標準。私は社風と居場所がなかったことがつらさの原因でした。
細かくお話しますので、仕事を辞めたいと考えているあなたの参考になれば幸いです。
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1.仕事辞めて幸せと心から感じた瞬間の話
解放された。この一言に尽きます。
私が勤めていたのは地元の上場企業。病院関係のリネンとか水とか、総合的に扱っている会社でした。
その前に勤めてたブライダルがブラック企業。心身ともにボロボロになっていたため、適度に働ける会社と思ってたんです。
デスクワークだし大手だし。もう将来の不安もないな、頑張ろうと思って入りました。
結果…3ヶ月で完全にうつ状態になり退社。
ブライダルを辞めた時はただ休みたかったのに対し、この上場企業を辞めた時は嬉しくてたまりませんでした。思わずガッツポーズしましたね。
理由はたくさんありすぎて難しいほど。特に1つを抜粋するなら『会社にいる時間が苦痛』でした。いい時間なんて1秒もなかったんです。
① ただ苦痛な時間を過ごしているだけだった
刺激に弱いHSPの特徴を持つ私は電話応対が苦手。
できれば電話応対以外で仕事を任せられることを希望していました。でも、仕事を全く与えてもらえなかったんですよね…。
1日8時間のうち6時間は『椅子に座り、パソコンで何かを適当に勉強しつつ電話を取る』という時間。
ただの電話番です。
じゃ電話はどうするかと言えばマニュアルなし。
「社内のどこに誰がいるのか、そもそも内線はどうなってるのか、商品は、取り次ぎ方は?」
そんな状態。
そのうちこの6時間はマラソンを走った後のような動機を感じるようになり消耗していきました。これが3ヶ月続くとさすがにおかしくなってきます。
人と話すだけでもビクっと驚くようになりました。
② 悩みを話せる人が社内にいなかった
教育係の先輩がほとんどデスクにいませんでした。
営業の第一線で働いている人でほとんど外回り。企画の私とは分野が違うんです。
一緒に誰か入社した子がいれば相談できたんでしょうが、私は中途で1人の採用。同年代すらいませんでした。
私のいたフロアは60名ほどが働いてました。私語は少なくカタカタという作業音と電話の音が鳴るだけの場所。
ゆっくり相談できる雰囲気じゃなかったんです。
さすがに私もダメだと思い横や前のデスクに座っている女性に相談したことがあります。
電話応対の時も誰が誰だかわからないので聞いてました。
でも、聞く回数と共に『申し訳ない』と感じてたんです。これは性格的な問題もありますよね。
そのうち聞くに聞けず悩むだけの日々が続き『どうしよう』とずーっと心の中でつぶやいてました。
③ 途中から『辞めたい』とだけ思っていた
勤務して1ヵ月半ほど経過。
もう仕事をするという考えはゼロで『辞めたい』『どうやったら誰にも何も言われず辞めれるだろう』と考えてました。
今みたいに退職代行もありませんからね。たった3ヶ月で辞めては会社にも迷惑…。そういう理性は残ってます。
その前に1年ほどで退職していることもあり、家族や友人の目も怖かったです。
帰宅後はニコニコ動画でどうでもいい中身のない動画を見てボーっとしてました。
その時間だけが私の幸せであり、心のバランスを保つ方法だったんです。
トイレで弁当を食べたこともあるし、トイレに行く回数も増えました。
耐えられなくなって人事の人に相談。退社を決断しました。
辞めた後の状況
- 表情まで明るくなってくる
- よく眠れる
- 次の仕事に向けて前向きになる
- 仕事に対して憧れより現実的に考えるようになる
気持ちを我慢しているのがつらい
どうして仕事を辞めてこんなに幸せだったんだろう。今さらながら当時を考えてみました。
私は何度も転職してます。10年間勤めた工場も利益率悪化からのパワハラで泣く泣く退職しました。
工場の時は幸せな気持ちはなく『喪失感』があったんです。
この違いは大きいですよね。
身体や心を壊したとしても会社に良い思い出があれば残りたい気持ちがあります。
そういう気持ちがゼロ。心の底から辞めたかった。それだけです。
この上場企業に勤めて理解したのは『人の心を壊すには3ヶ月で十分』という点。
でも、会社が悪とは言えません。ちゃんと勤めてる人もいますからね。タイミングの問題もあったなと感じてます。
2.仕事のつらさは入社タイミングでも決まる
以下の2つが私がダメだったタイミングです。
- 教育係が忙しくて仕事がもらえなかった
- 同じタイミングで入社した人がいなかった
居場所がなく孤独でした。
内向的な性格で人間関係少なく働きたい気持ちはあったんです。
でも、1人で作業するのと会社で放置されているのは違いますよね。私は60人のフロアの中で置き去りでした。
① 教育係が忙しくて仕事がもらえなかった
私に仕事を与えてくれてた先輩(35歳)が仕事量的にパンク。
さらにプライベートで子どもが生まれるというので、会社にいない日もありました。
タイミングと言うか『運が悪かった』ですね。
結果的に以下の状況となりました。
注意ポイント
- 仕事が与えられない
- 相談できない
- 私の状況がわかってもらえない
- お互いの信頼関係が築けない
戦争だと信頼できる上司かどうかで部下のやる気は変わるといわれます。これです。
モヤモヤしていた気持ちを相談していいのかどうか、その判断もできませんでした。
② 同じタイミングで入社した人がいなかった
中途採用だったため、同じ立場の人がいませんでした。
ポイント
- 愚痴が言えない
- お互いの状況を比べられない
- 人の情報が集まらない
実はコレ、わかってる会社はわかってます。同期が少ないと離職率が上がるんです。
中途採用でも同時に複数名採用する会社があります。そういう会社は人のデリケートな部分を知ってますね。
違う部署にでも同僚がいれば『支えあうこと』もできます。電話応対も同僚につなげるとかできますよね。
そういう逃げ場もなかったので追い詰められました。
当時は若くて気付いてなかったんですが、会社って待遇以外の向き不向きがあります。
そこを考えると長続きする会社が見つかります。私は雰囲気がラフな工場で10年勤めることができました。
3.待遇以外で会社の何があわなかったのかを考えよう
私が上場企業で感じたのが以下の3つ。
- 社風・雰囲気
- 仕事内容が向いていない
- 仕事のレベルが高い、または低すぎる
残業はほとんどありませんでした。給与は手取り16万ほどで低かったですが…。
まぁ、これなら1年ほど勤めてみて結果を見ればいいですよね。その1年が持たなかったのって待遇以外が原因です。
エリート集団の中に茶髪の不良が混じったイメージ。そういう疎外感がありました。
① 社風・雰囲気
居場所に影響します。
これは性格にもよるのですが、私の場合は『使われたい』と思ってました。仕事が欲しかったんです。
大人しい人がBBQするような仲間意識の強い会社には入れません。
居場所を作るのが下手な人が固い会社に入るのも難しいってことです。
私が雰囲気のあわなかった点
- 相談しにくい
- 考え方が古すぎる
- 年下らしく扱われない
逆に10年勤めた工場は気軽でした。
仕事が多すぎるくらいでしたし、年下はかなり適当に使われてました。なので居場所は確保しやすかったです。
② 仕事内容が向いていない
好きな仕事でも向いてなかったら結果が出せません。つらいです。
私もデスクで資料作成しているのは凄い楽しかったです。資格も持ってたし、デザイン系の知識もありました。
「ああ、役立ってるな。」って感じたんです。
問題は電話応対。
電話を取るだけで緊張しちゃって話が入ってきません。これもHSPだからかもしれませんね…。
不向きな仕事はストレス。克服するより得意なことを伸ばした方が仕事はラクになります。
③ 仕事のレベルが高い、または低すぎる
仕事ができすぎると、仕事がなくなるだけでなく『メチャクチャ増やされる可能性』もあります。
仕事ができないと劣等感でつらいですよね。
上場企業でこの両方を経験しました。
与えられた資料作りは1日1時間で終了。
皆ができている電話応対が全くできず自己嫌悪。
少しレベルの低い程度の仕事を選ぶとストレスが少ないです。
まとめ:仕事を辞めて幸せと想像できるなら辞めましょう
どうしても仕事が続けられないことってあります。我慢して続けているといつか倒れます。
仕事を辞めた時のことを想像してください。
私のようにガッツポーズするくらいなら長く働くのは無理です。
喪失感があるのなら…もうちょっと頑張ってみた方がいいです。
どちらにせよ頑張って見つけた仕事。後悔だけはない選択を取りましょう。
以上、『仕事辞めて幸せと心から感じた瞬間の話/上場企業を退社した体験談』という記事でした。