「結婚式ってちょっと高すぎじゃない?見積もりで軽く300万超えとか…。この相場って普通なのかな。私の感覚が変なの?」
という疑問にお答えします。
元ブライダルカメラマンのRyotaです。
100組以上の結婚式を見ただけでなく、結婚式場の裏表を知ってます。
その経験を生かして結婚式を安くする方法も記事にしています。
当記事の内容はこちら
- 結婚式が高すぎる予想外な理由
- バブル時代の『ハデ婚』だけが残っている
- 結婚式を格安価格にする3つの方法
結論から言うと結婚式って全部『結婚式価格』。
この結婚式価格ってバブル時代の名残なんですね。ご祝儀もバブル前は1万円が相場でした。
当記事では、
- 結婚式って高すぎじゃない?
- でも挙げたいし…
- 安くする方法はないの?
という疑問までお答えしていきます。
当記事を使って安く結婚式を挙げましょう。
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1.結婚式が高すぎる予想外な理由
結婚式の価格が高すぎる理由は以下の3つです。
- 結婚式は『派手にする』という文化だけ残っている
- 結婚式を挙げる人が減っている
- 結婚式場の利益率が低い
結婚式の相場は『300万円ほど』と言われていますが、県によって違います。
ゼクシィさんが調べた費用の相場だと以下のようになっています。
平均 357万円 18.9%が400~450万円
参考 ゼクシィ
私は結婚式がもっとも高いと言われている『東海』で結婚式を挙げました。
ウェディングプランナーさんからは、
「皆さん350万円くらいは使われてますよ。」
というキラーワード。
上手に予算を吊り上げようとしてるなーって思いましたね。元ブライダル勤務なので営業かどうか分かります。
理由① 結婚式は『派手にする』という文化だけ残っている
結婚式の価格ってバブル時代の名残です。
バブル時代は何でも派手が好まれました。
- ゴンドラで登場
- 高級車で退出
- オリジナルの引き出物を準備
タクシー代に1万円とか渡す時代ですからね。
結婚式も『ホテル』が好まれました。高級ホテルは名前が知られていたためです。
ご祝儀もバブル以前は1万円が主流。結婚式も各家で挙げるのが当り前でした。
それが『お金があるからお祝いくらい派手にしよう』という需要が生まれ、各結婚式場も需要に乗っかったんです。
結果、ご祝儀は3万円。ご祝儀+自己負担で派手な結婚式を挙げる文化が登場。
1度根付いた文化ってそう簡単に無くなりません。
お金が無いからと言ってスマホを手放せないのと一緒です。
今も派手な結婚式の文化だけが残ってます。
理由② 結婚式を挙げる人が減っている
独身者が増えています。
・男性の20代前半の未婚率は95.0%、20代後半は72.7%、30代前半は47.1%、30代後半は35.0%(2015年)。
・女性の20代前半の未婚率は91.4%、20代後半は61.3%、30代前半は34.6%、30代後半は23.9%(2015年)。
・1970年ぐらいから男性は中年層以降、女性は全般的に未婚率が上昇している。
参考 yahooニュース
独身者が増えれば結婚式の数が減ります。結婚式の数が減れば結婚式場は成り立ちません。
「よし、新サービスを作って客単価をアップさせよう!」
と思うのは当然な話。
結婚式場なのにフレンチのランチを始めたりしてますよね。
あれって『営業』です。料理を宣伝しつつ結婚式を挙げる人を獲得したいから。
ゼクシィなど有名雑誌に広告を載せるのってお金がかかります。そこもケチりつつ顧客を増やしたい。そういう狙いがあります。
逆に言えばそこまでしないと人が集まらないんです。
1日に2組限定のゲストハウスもそうですよね。
『限定』することで客単価をアップ。少ない顧客数で売上を伸ばそうと考えてます。
理由③ 結婚式場の利益率が低い
結婚式場って儲かってないんですよ。
基本的に『外注』です。ドレスも維持費がかかります。何よりも人件費と広告宣伝費が莫大。
1組300万円かかったとして、その結婚式を挙げるために以下のような人が参加します。
- 支配人
- カメラマン
- ウェディングプランナー
- バンケットキャプテン
- 各サービスマン
- シェフ
- 衣装さん(メイク)
- 音響
まるっと収益にできそうなのって会場使用料や式場で対応できるオプション費。
利益率は高くても10%です。
しかも食材費などの原料費って上がってるじゃないですか。利益率は落ち続けています。
結婚式場と中間マージンの話
結婚式場は外注するので中間マージンが発生して『新郎新婦が支払う額』が増えます。
忘れてならないのが結婚式場の中間マージン。
結婚式場は自社で対応できないサービスを外注します。
『カメラマン』『花屋』『シンガー』などですね。
ここがポイント
結婚式場は各サービスと提携をしており、外注すると中間マージンを提携業者から受け取れます。
提携会社からすればドンドン仕事がもらえるわけです。
広告費(営業費)として結婚式場側にお金を支払って当然。
だからあなたが『持ち込み』をすれば節約になりますし、直接業者とやり取りしても安い価格でサービスが受けられます。
中間マージンが無いためです。
逆に言えば結婚式側は『持ち込みを嫌う』のも分かります。利益が減るためです。
これが結婚式価格のからくりです。
持込み料のかかるもの
・カメラマン
・ブーケ(他、装花類)
・ウェディングドレス、ドレス用のアクセサリ
・引き出物
・ペーパーアイテム
・ヘアメイク
・ウェディングケーキ
基本的にほぼ全てのものに持込み料がかかります。契約前に交渉してOKにしないと結婚式場に用意してもらうのと一緒くらいの価格になります。
2.日本の文化として冠婚葬祭にお金を使いやすい
日本の結婚式が高すぎる理由は『日本の文化』にもあります。
日本人って『お祭りが好き』じゃないですか。
普段は節約して耐える…。ただしお祭りの日は思いっきり騒ぐ!という文化が江戸時代から根付いてます。
だからハロウィンやクリスマスなど海外のお祭り的なイベント行事が人気になっています。
このお祭り文化は特別な日『ハレの日』として知られています。
結婚式だけじゃなくて葬式にもお金を使う
結婚式以外にも高すぎるものがあります。それが『葬式』。
お葬式も1人300万円くらいかかります。結婚式と同じですね。自己負担金が多いだけ厳しいかもしれません。
余談ですが海外って結婚式にもお葬式にもお金を使いません。
※ただし国によります。アメリカは日本くらい結婚式費用が高いです。韓国は日本よりも高いです。でもヨーロッパは半額くらい。
物価も違いますね。
ベトナムだと豪華な結婚式を挙げるのが主流です。でも日本の価格の半分くらいで挙げられちゃう。
自宅でパーティして終わり。という国もあります。
高すぎる結婚式を挙げると後悔する
花嫁さん
少しくらい結婚式の価格が高くても平気だよね。だってご祝儀ももらえるし。上司とか10万円くらい包んでくれるんでしょう?大丈夫!
と思ってると後悔します。
最近はご祝儀の価格が減っています。結婚式の価格が上がっているのにご祝儀の価格、減ってるんですよ。(大事なことなので2回言いました。)
ちなみに私の結婚式の場合は以下のような感じ。
- 専務5万円
- 工場長3万円
- 課長3万円
- 直属の上司3万円
私も『10万くらいくれるよね?』とか思ってました。
社長や専務が安い価格だと、それ以下の役職の人は上司を立てるためにご祝儀を包めません。
『相談してご祝儀を安くしているケース』
もあります。
それから、結婚式のお金を『結婚式後』に払うと思っている人多いんです。あなたは大丈夫ですか?
基本的に結婚式のお金って結婚式前に支払います。
結婚式後に払える会場は最初に説明があるはず。聞いておきましょう。
ご祝儀を当てにして不足分のお金を用意していないと大変なことになりますよ。
3.結婚式を格安価格にする3つの方法
- ブライダルサイト経由で応募する
- 友人に紹介してもらう
- 仏滅に挙げる
上記画像は私の結婚式の費用です。
相場350万円の東海で250万円で契約しています。
持込を増やした事もありますが、サービス割引料だけで26万円を実現。基本料金も少し安くしてもらってます。
25才女性
えっ?!安すぎ…。私が契約した時の見積もりって300万円以上。1人あたり35,000円とかだったよ。どうしてそんなに安くなったの?
※仏滅に挙げるのだけは事情で無しになりました。それで相場より100万円安いので、もっと安くできる可能性があります。
方法① ブライダルサイト経由で応募する
結婚式場を結婚式場のサイトから直接申し込んでませんか?それって損です。
ブライダルサイトを経由するだけで以下のような特典があります。
- キャッシュバックされる(5万円以上も可)
- 特別プランで契約できる
ダイレクトに結婚式場と交渉するのって結婚式場側からすれば広告費がかかりません。良いカモです。
CMでお馴染の『Hanayume(ハナユメ)』だと『最大5万円以上のギフト券』とか『100万円割引の可能性があるハナユメ割』があります。
浮いた50万円でリッチな新婚旅行に行けちゃいます。
方法② 友人に紹介してもらう
私の挙げた結婚式場は『知り合いが挙げていた式場』です。
友人に担当のウェディングプランナーさんを紹介してもらって契約しました。結果、ムービー代129,600円がサービスになりました。驚き!
ちょっと悪い方法なんですが、SNS(ツイッター・インスタ)で知り合って相談してもらう方法もメジャーになりつつあります。
方法③ 仏滅に挙げる
日本人はお日柄にこだわります。だから仏滅はガラガラ。
でも結婚式場って『予約が無い日』を凄く嫌うんです。お客さんゼロのお店状態ですからね。どんな客でも良いから結婚式を挙げて欲しいって思ってます。
仏滅ってだけで50万安くできますよ。
「仏滅だとどんなプランがあります?」
と聞いてみましょう。結婚式場サイトが運営する結婚式デスクで聞くとベストです。
さらに結婚式を安くしたいあなたへ『裏技』
- ウェディングプランナーに細かくお土産を渡す(味方にする)
- 閑散期を狙う(8月と1~2月)。
- 日曜日を狙う。
- 親を登場させる
ウェディングプランナーも『人』です。苦手な新郎新婦には厳しく接します。なので、ウエディングプランナーの信頼を勝ち取るって大切。
それから『親』ですね。ブライダルって新郎新婦以上に親の扱いを慎重にします。
あなたの親を見積もりとかにも登場させちゃいましょう。
「うちは良いけど親が…。」みたいな状況にすると、ブライダル側って悩みます。悩んだら「こうしたら契約するよ。」と伝えて交渉権を勝ち取れます。
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まとめ:結婚式は『賢く節約』が必須です
派手な結婚式だから思い出に残るものじゃありません。
ゲストもニコニコ。新郎新婦もニコニコ。そういう結婚式だから思い出に残ります。見栄を考えで派手にするんじゃなくて、何をすればみんなが喜んでくれるのかを考えましょう。
結婚式の質に関係なく安くできる方法は全て実践すべきです。
「結婚式を節約するなんて男らしくない。」
みたいな旦那さんがいたらこう言ってやりましょう。
「浮いたお金でちょっと良い腕時計とか買えるよ。」
この方がお得です。(腕時計は投資になります。後で売れますからね。)
まずは狙っている結婚式場で格安プランが無いか調べてみると良いですよ。
浮いた50万円でリッチな新婚旅行に行けちゃいます。
以上、「【暴露】結婚式が高すぎる理由が予想外!元スタッフがこっそり教える3つのこと」という記事でした。
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