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DTM 音楽・作曲

『初心者向け』DTM環境の作り方。必要機材と選び方、学び方まで全てお話します。

オーディオインターフェイスの裏面

「DTM環境の作り方を教えて欲しい。どの機材を買えばいいの?やっぱりマイクとかミキサーとかそういうのも必要なの?詳しい人に教えて欲しい。」

という疑問にお答えします。

 

ミュージックコンポーザーのRyotaです。コンピュータでの作曲歴は18年。フリーランスで音楽の仕事を引き受けていた経験もあります。

 

当記事の内容はこちら

  1. 『初心者向け』DTM環境の作り方『必要機材選び』
  2. 個人でDTMを学ぶ2つの方法
  3. オリジナル曲を作れるようになったら目指して欲しい3つのこと

 

個人でプロレベルの音楽が作れる時代です。しかも低価格化が進んでいます。

それほど高いものを揃えなくてもDTM環境って整います。できるだけ低予算でご紹介しますので、どうぞお役立てください。

▼DTMの記事一覧はこちら▼

DTMの記事はこちら

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1.『初心者向け』DTM環境の作り方『必要機材選び』

MDR-7506

初心者向けのDTM機材の選び方から解説します。

購入必須なのは以下の4つ。

  1. 高スペックのパソコン
  2. オーディオインターフェイス
  3. モニター用ヘッドフォン
  4. MIDIキーボード(電子ピアノ)

 

以下の2つは購入しなくても大丈夫です。もちろん購入するのもアリ。その理由についても各項目で解説します。

  1. DAW(作曲ソフト)
  2. 録音用マイク

 

では、それぞれご紹介します。

初心者向けDTM環境① 高スペックのパソコン

デスクトップ型の高スペックパソコンは必須です。

なぜなら、DTMは音楽ソフトを多数同時に立ち上げます。その状態でリアルタイム録音やMIDIキーボードからの入力をするため、パソコンのスペックが弱いとフリーズします。

当ページでお勧めするDAWを使用するためには、

2.6 GHz以上のインテルまたはAMD製マルチコアプロセッサー

メモリ4GB以上

が必要です。

マウスコンピューターのミニタワー型PCを選べばパソコン本体は60,000円前後で購入可能です。

参考 マウスコンピューター

ちなみに私は4つのコアを持つCPU+メモリは16GBというスペックです。たくさんの楽器をソフトシンセで使用する予定だったので高スペックにカスタマイズしました。

初心者向けDTM環境② オーディオインターフェイス

オーディオインターフェイスは各楽器(ソフトシンセも含む)の録音等に役立つ機器です。

  • 音質の改善
  • 録音時のレイテンシー(遅延)の改善
  • 入力出力数の増加

をしてくれます。

単に楽器を録音するだけの物ではなくて、遅延を改善するのがポイント。

良いオーディオインターフェイスが無いとDTMはできません。必須アイテムです。

オーディオインターフェイスが無くてもDTMはできるんですけど、パソコンの処理能力に限界が来ます。オーディオインターフェイスがあればデジタル処理をオーディオインターフェイスがしてくれるため、フリーズや録音ミスなどのストレス無く作曲ができます。

個人的に『レイテンシー』がDTMの致命的な部分だと考えているので、レイテンシーパフォーマンスが高いものを選びましょう。

安価でお勧めなのが『ZOOM / UAC-2』。

USB接続で稼動。2018年現在で最高のパフォーマンスを実測しています。

『Cubase LE 9』というCubaseの廉価版のDAWも無料で付属します。MIDI端子の入出力もありますので、MIDIインターフェイス購入も必要ありません。

MIDIケーブルは買っておきましょうね。MIDIキーボードと接続します。

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※オーディオインターフェイスにはDAWが付属するものが多いので、初心者はDAWを購入する必要がありません。慣れてきたら上のモデルのDAW購入を考えればOKです。

初心者向けDTM環境③ モニター用ヘッドフォン

音楽を聴くためのモニター用スピーカーかモニター用ヘッドフォンを用意します。

今まで使っていたイヤホンやヘッドフォンは『音楽を楽しむためのもの』なので、低音高音が増幅されているなど勝手に音が操作されています。

なので、できるだけフラットな状態の音を聴くためのモニター用アイテムが必要。

スピーカーよりヘッドフォンの方が細かな部分も視聴できるため、当ページではヘッドフォンをご紹介します。

大定番は『MDR-CD900ST』。

プロのレコーディングスタジオで使われています。TV番組でも頻繁に見かけますよ。宇多田ヒカルさんとか、世界的に活躍されている方々も使ってます。

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しかし、私は『MDR-7506』をお勧めします。こちらは海外だとレコーディングスタジオ採用されているモデルですね。メーカーはMDR-CD900STと同じくSONYです。

MDR-CD900STに対して聴こえる周波数帯が狭いものの、少し柔らかい音質です(体感)。折りたたみ+カールコードで壊れにくいのも嬉しいポイント。DTMに夢中だとコードを椅子でひいて断線などのトラブルがありました。

その点でMDR-7506をお勧めしています。

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MDR-7506のレビュー記事はこちら

MDR-7506
【MDR-7506レビュー】海外のプロが選ぶモニターヘッドフォン

続きを見る

初心者向けDTM環境④ MIDIキーボード(電子ピアノ)

電子ピアノのMIDI機能について

電子ピアノでも代用可能

鍵盤を使った音入力に必要なのがMIDIキーボード。電子ピアノでも可です。

選ぶ条件は2つ。

  • スペースが許す限りで鍵盤数が多いもの
  • 音が出せるもの

MIDIキーボードを買うとDAW上での入力はできますが、パソコンを立ち上げていない状態だと音が鳴りません。

電子ピアノなら音も出せます。パソコンを立ち上げずに音楽を学ぶ際に使えます。

25鍵盤などの小さなキーボードがあります。音域を切り替える際にスイッチを押さないといけません。リアルタイム入力の幅が狭くなるので、できれば88鍵盤が良いです。

私はKORGのSP280を使っています。88鍵盤+鍵盤のタッチもリアルなコスパの良い1台です。

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鍵盤数の少ないMIDIキーボードを選ぶならこちらがお勧め。

 

※電子ピアノでも代用可能です。電子ピアノならではのメリットもあるので検討する価値がありますよ。詳しくはDTMで電子ピアノを使うメリットとデメリット『選び方も解説する』をご覧ください。

初心者向けDTM環境⑤ DAW(作曲ソフト)

DAWは購入する必要が無いと言いました。というのも、Sonarという2017年までは超一流だったDAWが無料でダウンロードできるようになったからです。

こちら Cakewalk by BandLab

 

Cakewalk by BandLabのダウンロード方法についてはこちらの記事が参考になります。

参考 【SONAR無料化して復活】cakewalk by BandLabの導入方法【インストール】

 

これを使えば下手なDAW購入より良いDTM環境が整います。

オーディオインターフェイスにもDAWは付属しています。そのどちらかを使えば最初から購入する必要はありません。

※ちなみに最初に使ったDAWに慣れちゃうので、他のDAWが使えなくなります。どうしても使いたいDAWがある方はそちらを優先してください。

初心者向けDTM環境⑥ 録音用マイク

録音用マイクも『ギターを録音する』『ボーカルを録音する』などのリアルな楽器録音が無ければ必要ありません。

楽器を録音したい方は用意しましょう。

SHUREのSM57を1本持っておけば何でも録音できますね。定番の1本でして、レコーディングスタジオだとドラムの録音で好まれます。

でもボーカルやギターも録れます。個人で使う分には十分かと。

マイクスタンドも用意しておきましょう。3,000円前後の物を買っておいて、録音用途が広がってきたら上のスペックに進めば良いです。

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2.個人でDTMを学ぶ2つの方法

お悩みマン
DTM環境は整ったけど、どうやって勉強していったら良いの?
Ryota
DTMは作曲するまでが難しいです。習うのもアリですよ。

DTMは作曲を学ぶのとは違います。

 

「どうやってソフトシンセとつなげるのか。」

「ミキシングはどうやるのか。」

 

など、学ぶ部分が多すぎます。個人だと何から手をつけて良いのか分かりません。

作曲ならコード理論から学ぶ。みたいに考えやすいんですけどね。DTMは音楽に関わる全ての用途が絡んでくるので悩みやすいです。

そこで以下の2つの方法を使いましょう。

  1. DTM教室で学ぶ
  2. 書籍を使って学ぶ

 

作曲を独学で学びたい場合は『 【完全初心者向け】独学で作曲を勉強する方法『1年でオリジナル曲完成』』という記事をご覧下さい。

すぐにオリジナル曲を作るまでの手順が分かります。

作曲に使うキーボード
【完全初心者向け】独学で作曲を勉強する方法『1年でオリジナル曲完成』

続きを見る

方法① DTM教室で学ぶ

東京を中心に都市圏だとDTMを学べる教室があります。

1年ほど学んで基礎を身につければ『録音方法』から『ソフトシンセを立ち上げて音を作り上げる方法』まで分かるようになります。

ちなみにオンライン教室もあるので地方でも安心。

DTM教室の選び方については『無料体験あり』作曲家の私がおすすめするDTM教室3社と選び方をご覧下さい。

おすすめのDTM教室
『無料体験あり』作曲家の私がおすすめするDTM教室3社と選び方

続きを見る

方法② 書籍を使って学ぶ

DTMを独学で学ぶ場合は参考書が必須ですね。

説明書や各DAWメーカーのヘルプページでもソフトシンセの使い方や録音方法など網羅してあります。まずは熟読すべき。

後はサウンド&レコーディング・マガジンあたりを購入しつつ、試行錯誤を繰り返せば良いかと思います。

 

当ブログのDTM作曲講座

DTMの作曲方法を1から解説しています。こちらもお役立てください。

3.オリジナル曲を作れるようになったら目指して欲しい3つのこと

音楽を聴いている女性

オリジナル曲を作れるようになった後のことも考えましょう。

実はオリジナル曲を作れることと、それを人に届けたり収益につなげる才能は全く別。同時に並行すると『ハイクオリティじゃないけど人に愛される楽曲』が作れるようになります。

Ryota
視聴者のことを考えながら作曲できるようになりますからね。

私が実践している音楽活動は以下の3つです。

  1. 副業としての音楽活動
  2. SNS・ブログと連携したファン層の獲得
  3. 同人活動でのCD販売

① 副業としての音楽活動

noteで音楽を販売したり、サウンドプロダクションと契約するなど副業としての音楽活動をしています。

音楽はずっと残り続ける財産です。1度販売してしまえば、あなたが生きている限り収益性があります。音楽素材を作る・効果音を作るなどして音楽の収益化を考えましょう。

音楽で稼げるようになれば『音楽機材の経費化』ができます。音楽の収益で新しい機材も買えてwin-winですね。

ちなみにnoteでの音楽販売は非常に簡単。最初にお勧めです。

参考 【超簡単】noteで音楽を販売する方法『テンプレート文+手順解説アリ』

noteの画面
【超簡単】noteで音楽を販売する方法『テンプレート文+手順解説アリ』

続きを見る

② SNS・ブログと連携したファン層の獲得

SNSやブログと連携して人とのつながりを増やしましょう。

オリジナル曲ができてから配信をしてもせいぜい50人くらいにしか聴かれません。でも、500名のフォロワーさんがいれば、500人に聴いてもらえる可能性があります。

また、音楽機材の紹介→販売などのアフィリエイトも可能。音楽家とブログは相性抜群です。今すぐ解説しましょう。

※以下の記事でブログの作り方+アフィリエイトの開始方法を解説しています。必要な部分だけ使って頂ければ幸いです。

参考 【即実践】ブログの立ち上げ方/作成から実際に運用するまでの流れまとめ

ブログを作成中
【即実践】ブログの立ち上げ方/作成から実際に運用するまでの流れまとめ

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③ 同人活動でのCD販売

個人で作ったCDを同人活動で販売するのもアリです。

直に視聴者と触れ合えるので凄く楽しいですよ。私もボーカロイド楽曲を作成していて、1年に300枚ずつほどCDを作っていたことがあります。

その活動の流れでボーカロイドのゲームにも入曲しました。小さな活動から大きなチャンスが生まれます。試してみましょう。

※余談ですが紙ジャケットで作ると持ち運びがラクですよ。

音楽活動は趣味としてもおすすめです。音楽仲間が増えるのはもちろん、視聴者ともつながりがもてるんですよね。私はコスプレしてCD販売までしてました。

▼趣味としてDTMを楽しむコツはこちら▼

DTMを趣味として社会人が楽しむ方法
DTMを趣味として社会人が楽しむ方法『仲間作り・作品販売について』

続きを見る

まとめ

昔はDAWにほとんどエフェクトやシンセが入っていませんでした。それが、DAWが無料+音源付属の時代になってDTM環境は整いやすくなったなーと思ってます。

いきなり高いものを買っても使いこなせません。

まずは安いもの、廉価版のDAWを使いこなせるようにして、そこから必要なソフトだけを購入するようにしましょう。

DTM沼にはまっちゃうと100万とか平気で飛んでっちゃいますからねw

 

以上、「『初心者向け』DTM環境の作り方。必要機材と選び方、学び方まで全てお話します。」という記事でした。

 

 

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Ryota@パラレルワーカー

メディア運営・作曲家・各種アドバイザー・講師のパラレルキャリア。東京サウンドプロダクション所属。 カメラマン・製薬工場など複数の仕事を経験した後、個人事業中心の働き方に切り替え。 HSPで刺激に弱い悩みを持ち、低ストレスで働き生計を立てることを追求。日本の働き方に疲れている方向けに『これからの働き方』について発信し続けている。 ■詳しいプロフィールはこちら

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