「二交代制のシフト時間ってどういう感じなんだろう。三交代は想像つくけど。メリットや注意点もあれば教えて欲しい。」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば二交代制のシフト時間・メリットや注意点が分かります。
パラレルキャリアのRyotaです。10年ほど工場勤務しており、そのうち7年間が二交代制のシフト勤務でした。
当記事の内容はこちら
- 二交代制のシフト時間の内訳について『早番・遅番』
- 二交代制の3つのメリット
- 二交代制のデメリット・注意点・残業について
私の場合は7:30~16:30と11:00~20:00でしたが、繁忙期には時間がずらされました。
メリットは早番時に自分の時間が持てること。特に『副業』と相性がよかったですね。
デメリットは残業。労働力不足だと通しの残業からの早番など、生活リズムが狂う勤務が続きます。
結論としてあまりおすすめできる働き方ではありません。
それぞれ具体例を交えつつ解説しますね。
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1.二交代制のシフト時間の内訳について『早番・遅番』
通常時で以下のとおりです。
早番:7:30~16:30 遅番:11:00~20:00
会社により時間が変わります。
私の勤めていた工場は住宅街の中にありました。騒音問題で早朝勤務・深夜勤務ができなかったため、このような時間帯となっています。
※ただし、イレギュラーが合った場合と繁忙期は深夜勤務がありました。
繁忙期のシフト時間
早番:7:00~16:00 遅番:12:30~21:30
夏忙しい会社だったため、6月~8月末まではこのような時間でした。
※遅番組の休憩時間を確保するため、早番の1時間残業が義務となりました。
人員不足の場合は中番・残業もある
人員不足の場合、早番組・遅番組の休憩時間が確保できません。
休憩時間で工場を停止すればいいんですが、それって交代制をするメリットがありませんよね。無理にでも中番を作って稼動させることになります。
交代で残業も回ってきます。
残業は早番・遅番の通し時間になりますね。私の工場の場合は7:30~20:00までの3時間半残業でした。
2.二交代制の2つのメリット
以下の2つです。
- 早番の時に平日でまとまった時間が確保できる
- 人目につかない時間帯ができる
時間がずれ込むことにメリットがありますね。
早朝・夜の定時外だと上司の目が届きません。資材の運搬もないですし、他部署も稼動してません。伸び伸び仕事ができます。
そういう意味ではHSPなど刺激の強い人でも取り組みやすい仕事ですね。
① 早番の時に平日でまとまった時間が確保できる
自宅が近ければ17:00には帰宅できます。
金曜日が早番なら月曜日は遅番。ほぼ3日分休みになりますね。
定期的にまとまった時間が取れるため、ワークライフバランスが保ちやすいです。早番の時なら帰宅後にも行動しやすいですよね。
副業や習い事と相性がいい
私の場合は交代制を利用して『ブログ・メディア運営』や『作曲』、『スポーツジム通い』をしていました。
工場は時間のリズムが一定です。(残業のない日も作りやすいため。)コツコツ作業が必要な副業とは特に相性がいいですね。お試し下さい。
以下のツイートも参考になります。
私が本格的にブログを収益化したのは交代制のおかげだと思ってます。
・残業がゼロになってしまった
・早番時にまとまった時間が作れるようになった工場作業員はスキル的に将来が不安。(ほぼ自社だけの特注設備なので他社で役立たない)
時間を確保して長期的に続けましょう。
— Ryota@パラレルワーカー(パラレルロード) (@Blue_Rat_Web) September 5, 2019
私が本格的にブログを収益化したのは交代制のおかげだと思ってます。
・残業がゼロになってしまった
・早番時にまとまった時間が作れるようになった
工場作業員はスキル的に将来が不安。(ほぼ自社だけの特注設備なので他社で役立たない)
時間を確保して長期的に続けましょう。
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② 人目につかない時間帯ができる
上司など管理職が出社するのは定時です。他部署も同じ。
さらに言えば『トラック運転手』や『お客さん』がやってくるのも定時の間。面倒な連絡も早朝と夜はありません。
人目につかない時間の作業はかなり気がラクです。
特に遅番の時ですね。たまにイレギュラーで残業になるものの、翌日の朝がゆっくりなので耐えられます。上司がいなければのんびりムードの作業になりやすいです。
しかし、メリット以上にデメリットや注意点が多いです。
3.二交代制のデメリット・注意点・残業について
以下の3つです。
- 通しの残業がある
- 1日で早番・遅番が切り替わる可能性がある
- 出社後1時間で昼休憩があり得る
全て私が実際に経験したことです。原因は人員不足。
体験すると「このまま何年も二交代制を続けるのは無理だな…。」という状況だったのでシェアさせて頂きます。
① 通しの残業がある
早番の時間から遅番の終了時間まで残業があります。
あなたが早番だとします。遅番で病欠・有給使用が出た場合、人が足りなくなりますよね。早番の人がそのまま残業するしかないです。
なので、遅番の作業終了時まで残業になります。もちろん晩ご飯を食べる休憩はありません。
工場は機械の調子次第で終了時間が変わります。製造ノルマがあるためです。イレギュラーで1時間作業がストップすれば、あなたの残業も1時間伸びます。
しかも翌日は早番出社です。
② 1日で早番・遅番が切り替わる可能性がある
遅番の翌日に早番になることがあります。これも原因は人員不足。
生活リズムが崩れるのは想像できますよね。私は以下のような状況になりました。
- 眠れない
- ご飯を食べる時間がズレるのでお腹の調子が悪くなる
- 現在のシフト状況が分からなくなる
通常、1週間か2週間ごとに切り替わるシフトが1日単位になります。寝る時間と起きる時間が違うため、眠れなくなりますね。
食事時間が変わるのもつらかったです。3食を変な時間に取るので、お腹が減らなくなるんですよね。
③ 出社後1時間で昼休憩があり得る
早番・遅番それぞれの昼休憩中も機械を動かす場合にあり得ます。
- 人数の関係でその時間しか休憩が取れない
- 休憩時間さえ確保できればいいという考え
出社して1分も働いていないのに昼休憩になることもありますね。
食事時間がバラバラってかなりストレスです。作業後半だとお腹が減ってフラフラ。ミスや事故にもつながります。
結論:二交代制はあまりおすすめできません
20代は問題なくても30代になってから体力的に厳しくなります。
夜勤のように『深夜手当』が出るわけでもありません。私の勤めていた会社も交代制手当は出ませんでした。
対処法は2つ。管理職になるか交代制のない工場に転職するかです。
同じような作業内容でも残業が少なく『人として普通に扱われる工場』があります。現在の工場に不安や疑問を持っているなら、1度工場に強い転職エージェントに相談してみましょう。
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まとめ:二交代制の仕事は理由がなければ避けましょう
二交代制は『早番時に自由な時間が確保しやすい』のが嬉しいですが、残業が長い・1日でシフトが切り替わるなどのデメリットがあります。
メリットよりデメリットが大きいためおすすめできる働き方ではありません。
二交代制をするにしても、せめて『休憩時間が確保しやすい』『有給が取れる』という工場を選びましょう。
以上、『二交代制のシフト時間・メリットや注意点を工場10年経験者が解説』という記事でした。
工場勤務の正直な意見は以下の記事にすべてまとめてあります。
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