「自主制作CDってどうやって作ればいいんだろう。趣味レベルで販売したりしたいんだけど、赤字にならない程度で楽しみたい。」
そんな悩みにお答えします。
当記事を読めば自主制作CDの作り方がわかります。
ミュージックコンポーザーのRyotaです。手作業とプレス両方で同人CDを作成した経験があります。
当記事の内容はこちら
- 自主制作CDの作り方『代表的な2つを紹介』
- 自主制作CDを費用を抑えて作るコツについて
- 自主制作CDの手軽な販売方法
パソコンを使って1枚ずつ手作業で焼きます。実は印刷に手間とコストがかかるんで、そこだけ業者印刷するのがおすすめ。
またはプレス業者に依頼して300枚ほど作ってもらいます。コストはかかるもののラク。デザインも依頼できますよ。
費用を抑えたいなら全部手作業。デザインも自分でするかスキルマーケットで依頼します。
それぞれ解説しますね。
1.自主制作CDの作り方『代表的な2つを紹介』
以下の2つです。
- 自宅で手焼きする
- プレス業者に依頼する
ダウンロード販売とあわせて行います。
特に個人の活動の場合、応援の意味もこめて各種媒体で購入してもらえる可能性があります。販売経路を増やすことで『DTMで副業』的な面も出てきます。
多少赤字でも音楽活動が続けられるようになりますよね。まずは自宅で手焼きからスタートしてみましょう。
① 自宅で手焼きする
以下の流れです。
- パソコンに空のCDを挿入。音楽データを入れて焼く
- CDにデザインを印刷する
- プラスチックケースに表紙・裏表紙・歌詞を入れる
- プラスチックケースにCDを入れて梱包する
普通にCDを焼くのと一緒です。『音楽用のCDとして焼く』を選択すればプレイヤーで視聴できるようになります。
空のCDを挿入すれば『Windows Media Player』が起動して『オーディオCDの作成』という欄が出てきます。これを使いましょう。
自宅でCDを作るために必要なもの
- 空のCD-R | インクジェットプリンタ対応ホワイトを選ぶ
- プラスチックケース | スリムタイプも人気。裏が黒だと高級感が出る
- インクジェットプリンタ | CDへの印刷が可能なもの
- 印刷用紙 | CD用の印刷用紙が販売されている
※インクジェットプリンタに関しては『これを使おう!』というのはありません。CDへの印刷が対応していれば問題ないです。
梱包に関してはクリスタルパックで構いません。自宅でシュリンク包装は難しいので。
印刷に手間とコストがかかる
欠点はとにかく時間がかかること。特に印刷ですね。
- ズレる
- インクがなくなる
- 印刷そのものに時間がかかる
デザインデータを外注し、印刷のみ業者に発注するのもありですよ。
『プリンパ』さんとか有名ですね。4ページタイプ(歌詞も書く)+バックインレイを注文すればCDの形になります。
『プリントパック』さんならCDに必要な印刷物が揃っているオールインパックがあります。
② プレス業者に依頼する
指定の枚数をプレスしてもらいます。
- 手焼き・手印刷より品質がいい
- 音がいい
- 手間がかからない
他にも『紙ジャケット』『レコード』など、CDの形を決定することもできます。(コストは上がりますが。)
完成品が家に届いた時の感動もあります。1度経験してみるといいですよ。ただし個人で作成するより大変です。
音源とデザインの入稿が必要
各種フォーマットが決まってます。
プレス用のマスターCDを提出します。当然、曲の順番や『ノイズ』、WAVデータなど内容に注意しなければなりません。
印刷用データも業者のテンプレート(aiもしくはpsdが多い)を使うことになります。たまにjpegでも受け付けてくれる業者があるのでそこは確認しましょう。
コストが高い・最低枚数が決まっている
以下の業者がかなり安いです。
- CDプレス匠 | 300枚52,000円~。私も愛用していました。
- Press Station | 100枚30,900円~。格安。
100枚以下の枚数の依頼はできません。最低でも100枚~で数万円かかってきます。手焼き比べれば高いですよね。
売れば売るほど赤字になっては今後の活動もできなくなります。トントンか黒字にするために費用を抑えることを考えましょう。
2.自主制作CDを費用を抑えて作るコツについて
以下の2つです。
- デザインを外注する、または個人で作成する
- 印刷時に互換性インクや詰め替えインクを使用する
問題はデザインと印刷なんです。
私の場合はデザインを『ツイッターで知り合った人』が無償で対応してくれました。出会いに感謝しています。
業者に依頼するとデザインだけで2万、3万と取られます。あなたのロゴやオリジナルキャラクターを導入するならもっと上がりますよね。
そういう部分を節約しましょう。
実はバルクだけのプレス・印刷なら500枚で15,000円でできちゃいます。高いのはインクと用紙。
① デザインを外注する、または個人で作成する
デザインを業者に依頼せず『個人に発注』しましょう。
まずは『ココナラ』を見ましょう。
各種デザインを5,000円~で引き受けてくれる人が見つかります。先にプレス業者の入稿データを確認。そのテンプレートを元に作ってもらうようお願いします。
※CDのジャケット専門の方じゃなくても相談できますよ。気軽に声をかけても大丈夫です。
デザインを個人で作成する場合はソフトが必要。aiやpsdデータだと『イラストレーター』『フォトショップ』になります。これは使うの難しいですよね…。
jepg入稿可能な業者を見つけて、データを『Canva』で作りましょう。
Canvaなら素材も用意されてます。テキストもWordを使っているように配置できるので1週間ほどでデータが作れますよ。詳しくは以下の記事をご覧ください。
-
Canvaの評判・使い方とは『仕事上で使える場面も含めて解説』
続きを見る
② 印刷時に互換性インクや詰め替えインクを使用する
メーカー品が高すぎるためです。全色買えば5,000円くらいしますよね…。印刷だけで赤字になるレベルです。
だから互換性インクを使いましょう。メーカー品じゃないものの、同じ品質で印刷可。しかも純正品の半額以下で買えます。
互換性インクは【インク革命.com】で見つかります。あなたのプリンタに対応したインクを選びましょう。互換性インクだけ取り扱ってるので安心です。
こちら 【インク革命.com】
もっと安くしたいなら詰め替え用インクです。
今のインクのケースにドリルで穴を開けてインクを注入。ゴム栓をして完了です。欠点は色が悪いことと、『プリンタの寿命が短くなる可能性がある』こと…。
安いプリンタを使っているならアリですよ。
▼詰め替え用インクの例▼
3.自主制作CDの手軽な販売方法
以下の2つです。
- BASEを使ってネットショップを作り販売する
- 同人イベント、即売会で頒布する
最初から大々的に通販しても売れませんよね。
個人でショップを作り『ツイッター』や『個人のつながり』で買ってもらいます。あなたが発送しないとダメですけど、それだけ利益になります。
後は『手売り』ですね。イベントに参加してイベント参加者に直接売ります。買う人の顔が分かるんで単純に楽しいですよ。
① BASEを使ってネットショップを作り販売する
BASEはたったの3分ほどでネットショップが作れてしまうサービスです。しかも無料。
公式動画を観てもらうのが1番簡単に理解できます。
ただし、集客は必要です。ツイッターの固定ページにBASEで作ったショップを掲載。ブログで紹介するのはもちろん、名刺に記載するのもありですよね。
『ここでCD売ってます。』と言えるのが強みです。
② 同人イベント、即売会で頒布する
手売りしようってことですね。
分かりやすいのは『コミケ』や『音楽即売会のM3』など。ボーカロイド系ならボカロオンリーイベントがありますね。
手売りって物流費や交通費がかかるんで赤字になりやすいです。でも自主制作CD販売のよさでもありますよね。人の顔を見て売れるって。
新しい居場所ができるみたいで楽しいですよ。1度は参加してみてください。
まとめ:自主制作CDを作って販売しましょう
自主制作CDは『手焼き』か『プレス業者発注』で作ります。
最初は30枚ほどを手焼きで作りましょう。在庫を持つのも大変、作るのも時間がかかりますからね。その30枚を販売できたら100枚・150枚と少しずつ数量を増やしていきます。
コストダウンしたいならデザインを外注したり、印刷インクを互換性のあるタイプにしましょう。
完成したら販売するだけ。ネットショップを作ったり手売りで楽しんでくださいね。
以上、『自主制作CDの作り方 | 費用を抑えるコツ・手軽な販売方法も紹介』という記事でした。
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