音楽作品

『音の遺跡』MEIKO&初音ミクオリジナルの物語楽曲集『5章』

音の遺跡

音の遺跡

『音の遺跡』は荒廃した近未来を舞台にした長編物語楽曲集の第5章です。

複数のカタルシスを含んでいます。より物語は複雑に、優しく、寂しげに進んでいきます。過去曲に比べて徐々に音質も向上しています。楽しくゆるくお聴き頂ければ幸いです。

近未来都市第4章は以下よりお聴き頂けます。

第4章 鉄巨人へ

 

近未来都市第6章は以下よりお聴き頂けます。

第6章 天空の回廊へ

 

近未来都市第1章は以下よりお聴き頂けます。

第1章 近未来都市へ

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『音の遺跡』MEIKO&初音ミクオリジナルの物語楽曲集『5章』

音の遺跡の風景

音の遺跡の風景

 

全曲視聴のプレイリストはこちら

1曲目.『トラベラー』

Vocal:初音ミク

 

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声が届く日が来たなら
誰か僕を見つけたなら

僕の友が壊れたなら
どうか一度 ah- 鉄巨人にあの歌を

時を越えて 届く事を思い
ここに埋めた
ホログラムの その前には
強い眼差しが

声は届く私の手に
それが彼を助けるなら

瞳閉じて気持ち静め
思い出すよ 忘れかけた歌

時を越えて 分かりかけた
彼が産まれた訳
ホログラムの その中には
彼と誰か二人

時を越えた 街の中で
歌のかけら探し
思い出すよ 忘れかけた
淡い優しさを

2曲目.『ホワイト レウィシア』

Vocal:MEIKO

 

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何かに憧れる事なら
誰にでも出来るはずだ
何処にも動く事もせずに
怯えていればいいだけ

誰だって 怖いんだ
真っ暗な 風景が

言葉だけの助けなら
ただの偽善 人の事見下したいだけ
だから僕がやらなくちゃ
たった一人 君の事信じているから

悲しい思いをした
その数が優しさ

真っ暗な 風景に
光りだす 白い花

枯れた木の葉 宙に舞い
少し明けた 空の下 白い道しるべ
言葉なんていらなくて
手と手 目と目 合わせれば
分かり合えるはず

3曲目.『風の墓標』

Vocal:初音ミク

 

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特別な 思い出は
いつだって 泣いていて
少しだけ 強い風
髪を切り 流れる

いつ頃だろう 同じ風が
帰ってくると 知った

ここは風の 生まれ変わる墓標
錆びた風車 忘れかけた記憶

いつだろう 忘れたの
大切な 思いを
あんなにも 嫌ってた
平凡に憧れ

泣きたくなって 帰る道で
突然届く風よ

白い花と忘れかけた
幼い頃の気持ち
ビルの隙間 遠い昔
叶えられた約束

4曲目.『雲の裂けた日』

Vocal:MEIKO

 

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割れた 汚れた記録
重く 動く映像
酷く 歪んだ笑顔
そこは いつも無音で

自分を内側へと
押さえ込んでしまうの

僕は何で こんなに無力なの
ああ、空が青いほど
ほんの少し おかしくなっていく
ああ、だから赤く染めたい

いつも 何もしないで
ずっと 一人ぼっちで

何処かに落とされたら
全てが嫌になって

強い強い 抑えた愛情は
ああ、少し歪んで
他の誰か 渡したくないから
ああ、壊したくなるの

鉄の巨人は過去も今も
街を綺麗にしているだけなの
大地に水を大気に風を
誰かのために君の命を

5曲目.『鉄のアナスタシア』

Vocal:MEIKO&鏡音リン

 

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目を瞑れば 見えてくる光
見覚えある 新しい世界

モノクロ映像には幼い僕がいる

明日の今頃僕は どこで何をしているの
もしも命無くなって 倒れこんだら

僕は何を 残せただろう
僕が忘れられる事 それが不安で

目を瞑れば 見えない暗闇
祈る両手 届かない思い

どうして 握り締めた
その手を 使わない

明日の今頃僕は どこで何をしているの
いつか命無くなって 倒れこんだら

僕の事を 思い出しては
泣いてくれる人たちが 居るか不安で

伝えたい気持ちを 素直に話せる
人たちが居るそれだけで 僕はとっても幸せ
気づけば 歩いていられる

羽を痛めた小鳥や 喉が渇いた緑や
心迷う人たちを 助ける事は

当たり前で ただそのために
僕が消えて しまったのなら
何もしない事よりも
見ないふりをするよりも
僕の優しさが残る それが全てで

6曲目.『電波塔』

Vocal:初音ミク&MEIKO

 

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無機質な 鉄の塔は
いつまでも 音を出しているの

周波数 104
今はもう ノイズだらけ

大事なのはその中の言葉
音の先 その人の感情

無機質な 音の塔に
近づいた 流れ込む鼓動

-- 誰かを 助けたくて
-- 作った 音楽

自分と同じ人を見つけては
安心して実は嘆いている

時間は戻らないの
どこまでも進んで眠ればいい

7曲目.『心音』

Vocal:MEIKO

 

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もう戻れないの あの頃
つまらない言葉 正せなくて

気づいたら 遅すぎたの
私はまた一人きり

お別れは 笑顔で
皆 欲望に 歪んだ顔は醜い
君の鼓動 止まるまで
手を握った

もう戻れないの あの頃
取り消せないんだ 酷い嘘も

(君の事を 知っていたなら)

いつまでも 笑顔で
皆 焦燥を 忘れた顔は優しく
君の鼓動 止まるまで
手を握った

8曲目.『日々の名残』

Vocal:巡音ルカ&MEIKO

 

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ああ、なぜだろう
ああ、本当は
誰かを憎みたくなんか無い
それでも耐えれずに

今だけは何も言わないで
いつもの優しさに
触れたのなら
きっと 泣き崩れて戻れない 日常に

ああ、いつまでも
ああ、動けない
時間が傷を癒す時まで
何にもしたくない

何処からか 肌に響く歌
誰かの優しさに
触れてしまう
嫌だ、止められないこの涙 酷い顔

悲しい時 泣く事さえ
我慢をして 生きてきたの
自分の事 いつも低く
見続けたの 耐えてきたの

声を出して 叫んでみた
大嫌いだ 幼い僕
狭い場所の 優越より
お互いの手 取り合えたら

過去に消えた 日々の名残
追いかけては 失ってた
自分のため 誰かのため
優しい歌 歌う事を

過去に消えた 日々の名残
追いかけてた 失ってた
自分のため 誰かのため
優しい歌 歌う事を

9曲目.『陽炎』

Vocal:初音ミク

 

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夢 見ていたんだ
穏やかな日差し
雲の無い 青すぎた日

いつ過ぎ去ったの
とりとめ無い日々
蒸し暑い 空気の壁

夏の温度は ああ、
心寂しくなる 終わりが怖くて

夢 見ていたんだ
時おり降る雨
真っ暗な 分厚い雲

夏の温度は ああ、
世界歪めて行き、いつまでも強く

僕の心を ああ、
掴み離さないの 君の眠る顔

10曲目.『ロストタウン』

Vocal:MEIKO&鏡音リン

 

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暖かな 雨が降り出した
少しずつ 傾いてしまう ビルの下

痩せこけた 真っ白な猫を
誰一人 助けようとせず

変わりゆく街に
自分が一番大事な人達
何もしなくても
優しくされていた日々は幼くて

目を開けた 一面の瓦礫
この腕に 身体で守った命

遠くで声

どこかで物音
柱で砕けた足のその先で
私を助ける人達の声が
近づいてくるの

(誰かを助けたくて 歌った音楽届いて)

11曲目.『金色の夢』

Vocal:MEIKO

 

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諦めきれないよ この指で
創り上げた物や 毎日を

信じていたよ 君が 目を覚ます事を
重すぎる 悲しみの先に 奇跡がある

ただ、逃げていた 目の前の現実に
なぜ、この足は 動かずに付いているの
消えていく平等な日々

大事な物だけに 縛られて
新しい明日も 今日に換え

強い衝動 今も 時を止めている
待つだけの 都合良い正義 奇跡は無い

もう、逃げないよ 目の前の現実に
動かない足、引きずった その先に
君の冷たい手が

見上げた顔は 黒い涙を流し
歩き出す 強さをくれた

12曲目.『音の遺跡』

Vocal:MEIKO&巡音ルカ&鏡音リン

 

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ああ、苦しい事がある度に
ああ、壊れた君の前

願い、祈り、助け求め、涙流す
そんな事は 解決にならないの

君がくれた物 勇気

大切なものほど 僕の中に眠り
大きな壁を仰いで 歌を歌う

ああ、悲しい事がある度に
ああ、優しい君の前

迷い、怯え、弱さ強さ、脳が焼ける
そんな時に この場所で目を閉じる

胸に溢れ出す 音よ

振り返らずに前だけを見る
勇気を君は僕にくれたの
大地を蹴って大気に乗って
待つだけの未来より 歩き出す今

いつ頃からか 音の遺跡と
人は呼んだの 空を見上げる君の事

大切な、
大切なものでも いつかは壊れるの
けれど僕の感情を揺さぶり続け

(眠った彼は僕達を守る)
(消えていく君に歌う 残された人が全て歌うの)

ありがとう

声枯れても ずっと、ずっと、

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  • この記事を書いた人

Ryota(Suzukaze Ryo)

作曲家|メディア運営|フリーライター|各種アドバイザーのパラレルキャリア。東京サウンドプロダクション所属。癒しの楽曲作成を専攻。涼風涼雨(すずかぜりょう)名義で音楽活動をしています。

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