『Red Bar Vo.1』ボーカロイドMEIKOV1のオリジナルアルバム

いつかまた　会えるかな
霞んでいく景色

いつかまた　会えるかな
見送る友達に

大事にしてきた全ての物
引き換え　手にした夢の旅路

今はもう　会えないよ
胸を張れる日まで

一瞥の責任を
知るのが遅すぎた

同じ朝が来ないように
憧れていた光の道

着飾った　言い訳を
考えていたのに

変わらない面影と
変わらないぬくもり
本当に大切な日常を見つけた

いつかまた　会えるかな
少年の感情

いつも、いつも

自分の影、形、声
誰かと違えば　怖かった

それだけで自信が無くて
それだけでうつむいていた

人の言葉　誰かの視線
真っ直ぐな目で　受け取れずいた

いつも、いつも

何でも、僕が悪いと
思っていたんだ　怖かった

僕達はどこへ向かうの
僕達に何が出来るの
強がって歩くしかない
この僕を大事に思う
誰かが居る　友達が居る
それだけでいい、自分は自分

言葉を交わさなければ
あのままで居られた

信号が赤になる
警告が赤になる

僕が今、消えても
毎日は続いていく

遠くに消えた背中を
いつまでも見ていた

静かに動き出す街
点滅が赤になる

心臓が止まるほど
強い音　叫び声
倒れても気づかずに
眺めていた あの背中を

いつまで　そうしているの
自分の事だけを
大切にして　私の事を
少し笑って　楽しむ姿

どんな人も特別じゃない
悩みぬいた言葉
届かなくて武器を向けられ
暮れた道を歩く

いつまで　そうしているの
私は良い人と
思い込んでは　要らない助け
押し付けている　歪んだ笑顔

ああ、今はやっと分かってきたの
いつでも壁を作っていた

どんな事も憎まなければ
ほんの少し待てば
いつもの道　気づけるだろう
綺麗な空、月に

冷たい風
霞んでいく雲や

駆けていく　あの夕暮れに
貴方は　何も感じずに

その光は
皆に降り注ぎ

大きな夕日の影で
何故だか寂しくなって
涙　滲ませた
そんな事を伝えても
笑われるだけなの

窓の外に飛び出せば　　楽になれる
どこか遠く飛び出せば　楽になれる
いつもの朝耐え切れず　旅に出たの
交差点を突き抜けた　　知らない道
これから先どうしたら　分からなくて
窓の外に飛び出した　　大きな道

何処なの、何処なの
伝達が出来ない　響かない
ああ、言葉が足りない、響かない　ない

足の裏を踏み込めば　　　楽になれる
横の窓に身を出せば　　　楽になれる
いつもの日々耐え切れず　旅に出たの
逃げては無い少しだけ　　疲れたんだ

耳を澄ます　光りだす　大事な声
理由がある　帰るべき　居場所がある
耳を澄ます　鳴り響く　優しい歌
決め付けていた責任も変えれば良い

細い手と足と　冷えた頬と
優しい瞳と　震える肩

目を閉じる度に夢見た
翼のある君の背中を
君だけが一人重くて
黒い鉄の羽を

けれど君は　笑顔でいたんだ
怖くないの、他と違う事
だって僕は一人ぼっち

嫌われたくない　逃げたくない
矛盾に怯えて眠りにつく

目を閉じるとまた夢見た
翼の無い君の背中を
傷だらけて、ちぎれた
黒い鉄の羽を

そうだ君も僕を見ていたんだ
だからいつも笑顔でいたんだ
いつか僕も役に立てる

今は戻れない　大事な人　あの頃に
ずっと苦しんだ　貴方は　もう戻らない

真っ暗な世界に　僕は飲み込まれ
生きていく目標　消えた

振り返るんだ　僕が歩んだ道のり
仲間たちや　憧れた人が見える

頼る事　ようやく分かったよ
作りかけていた歌よ

今は戻らない　大事な人　思い出よ
ずっと泣いていた　貴方は　もう消えたんだ

青い空や海と
いつも見てたお店
胸の中で痛く
気持ちだけが溢れ出てる

振り返れば　僕が歩んだ道のり
見過ごしていた　捨てられていた音楽
仲間たちが　見つけてくれたレンズは
見過ごしていた優しさが映り込むの

手に入れた　魔法のメガネには
強い力があるの

誰より優しい子供を
下さい天使は言ったの

産まれた僕の背中には
酷く醜い　機械の羽

時々思うんだ　涙を流す度
強くなれる事　嘘だって
神様、何でなの

誰より優しい子供に
なれたの　うつむく　地面に

穏やかな水　明るい日々
飛び降りたんだ　鉄の翼

いつでも思うんだ　涙を流す度
誰かの気持ちを　汲み取れる
弱さが満ちていく

手を伸ばせば　届きそうな　地面
誰か　僕の事　感じてくれるはず

遠い昔に　落ちた羽
心無い人に　拾われたの

檻の中で　見世物にされ
指をさされ　笑われたけど

上の世界で　私は落ちこぼれで
役に立てる事など　無かったの

その日は酷く　強い雨
真夜中に誰か　忍び込んだ

悲しい目で　彼は言うんだ
この場所から　逃がしてあげる

手を取り駆け出す　強くなる鼓動
こんなにも優しい気持ちは　初めて

上の世界で　私は一人きりで
寂しかった　泣いていた　怖かった

励ましよりも　施しよりも
暖かな腕　嬉しかったの

ずっと遠く逃げてきた
光る緑の山に

時は流れる緩やかに
そのはずが

耳を裂く焼けた鉄の玉
色彩が燃えていく

ずっと遠く倒れている
君を助けられるのかな

この羽はきっとこのために
あったんだ、鉄の羽

目を覚まし　泣いている君に
羽根だけが　落ちている

大切なもの　守り抜くために
大事な事　忘れていたんだ

いつか君に　　感謝できる日が
来ると信じて　歩いていくの

溢れた感情は　一人で支えれず
誰か愛すまで　泣くでしょう

君を憎めば　自分らしくない
行き場の無い　震える体温

誰か僕を　助けて欲しい

溢れる愛情は　遠い空の向こう
雲を突き抜けて　届くかな

歌声は

まだ見ぬ貴方へ